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亀仙人「クリリンに悟空の血を輸血したのじゃ」 作者:Z-1

第1章:サイヤ人ってことはまだ気づかない。

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えっ!?サブタイトルってなに?

クリリンが大好きなんです。基本的に仲間で準主役級だけど、闘いについていけないとか、ボスには絶対負けるとか、かませ犬的なキャラが大好きです。

その中でもクリリンさんは器用な闘い方で、激戦をくぐり抜け、負けるときは普通に負ける。最高じゃないですか。


そんなクリリンが主人公のお話です。もしよければお付き合い下さい
占いババとの5対5の戦いにて、クリリンはドラキュラに血を吸われすぎた。
唐突な始まり方は仕様です。追いついて下さい。

「これは大変じゃ!このままでは、失血死になってしまうぞい!!」
亀仙人が慌てふためき、悟空達もクリリンの様子がおかしいことに同様を隠せない。
血を吸った張本人も、これはやり過ぎたとばかりに青ざめ、血の気の失せた表情になる。血を吸ったのに。

「試合は中止!まずはそのチビハゲを病院へ連れてくのじゃな」
占いババも、ちょっと気まずそうに試合の中止を宣告。

「筋斗雲よーーーい!!!」
全員が動揺する中、即座に反応をしたのは悟空だった。ふわふわの雲が悟空の側に猛スピードでやってくる。
悟空はすぐにクリリンを担ぐと
「じっちゃん!!オラがクリリンをびょーいんへ連れてく!後は任せっぞ!」
一目散に悟空は飛び立った。


西の都:中途半端でザルな病院にて
「ふーむ、これはすぐに輸血しないと死にますね、すぐに輸血の準備を!!」
継ぎ接ぎ白衣の医者が、近くのだるそうにしてるナースに叫ぶ。
「いんちょー、ウチに血は置いてません」
「まじか、どーするよ」
そんなやりとりに今にも死にそうな親友を見ている悟空が叫ぶ
「オラの血がある!オラの血を分けてくれーーー!!」
医院長は困った様な表情で
「残念ながら君と彼の血液型は不一致だ、それは出来ないんだよ」
と悟空を諭すように話すが、悟空は止まらない。
「クリリンならきっと大丈夫だ!亀仙人のじっちゃんのところで、一緒に厳しい修行をしたんだ!!クリリンなら絶対にへーきだ!!」
超理論を展開し、医者を激しく威圧する。そして目の前には死亡寸前のクリリン。
「ふぅ…分かった。輸血の準備だ、、私は責任を取らんがね」
半ば呆れ半分に医者はテキパキと輸血の準備を開始する。ナースはというと受付で雑誌を読んでいた。

輸血開始から30分…

「うぎゃぁあぁああああ!!!!」
突如としてクリリンが悶え苦しむ。悟空の血の拒絶反応なのか、クリリンはベッドの上でジタバタともがき始めたのだ。
「だから言ったのだ!!あぁもう!!」
医院長は特に慌てる様子もなくクリリンを見る。反面、悟空は心配そうに歯を食いしばり、悶え苦しむ親友を見つめる。
「クリリン頑張れ!!……なっ!??」
クリリンが目を見開いた瞬間、急激にクリリンの周りの空気が爆発を起こした…ように悟空は感じた。

クリリンはゆっくり目を閉じると、そのまま穏やかな寝息をたて始めた。
これには、あの医院長もおでれぇた顔をしている。
「ショック症状がおさまった…まじ?」
「やった!!やったぞ!!クリリン!!よくやったぞー!」
悟空は歓喜は西の都中に響いたとか、なんだとか。


その時、占いババのところでは、本気を出した亀仙人が大体終わらせていた。


そしてこの物語は、ジャッキーチュン対クリリンから幕を開けるのである。
突発的に考えて書き始めたので、なんの計画もございません。
不定期更新多めですが、ぜひお付き合い下さい。

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