任期満了に伴う奈良市長選は9日投開票され、無所属現職の仲川げん氏(41)が、元奈良県生駒市長山下真氏(49)、NPO法人理事長朝広佳子氏(56)=自民推薦=の無所属2新人と、共産党新人の党県常任委員井上良子氏(53)を破り、3選を果たした。投票率は51.01%で参院選と同日だった前回を9.05ポイント下回った。
仲川氏は2期8年で行財政改革に取り組んだ実績を強調、市政刷新を訴えた山下氏らを振り切った。自民党は擁立作業の遅れも響き、東京都議選の惨敗を引きずる結果となった。井上氏も支持が広がらなかった。