MVNOにストレスがたまり気味: すごく雑な5G通信の影響についての考察
技術の進歩とヒトの進歩
キャリアと格安SIM、AndroidとiPhoneをいずれも使っているのだが、やはりMNO・iPhoneのクオリティは高い。MVNOは通信速度が怪しいから、重いサイトなどは見たくないし、音楽のストリーミングサービスなども使う気になれない。
しかし、通信規格がアップデートされれば別ではないかと思う。そして、技術は勝手に進歩するが、人間の目はそれほど進化しない。
技術が進歩したからといって4kと8kの差がわかるわけではなく、4.7インチのディスプレイではFullHDとWQHDの区別がつかないという事実は変わらない。
通信速度があがってもbpsが増加するから快適さは変わらないというような話ではなく、bps固定で通信速度があがるから快適さが増すだろう。
つまり、通信規格がアップデートされればFulHDあたりの動画が積極的にストリーミング視聴されるようになると思われる。
今後10年でモバイルのデータ通信量が1,000倍になる
らしい。
通信業には詳しくないのだが、どうやら通信量が1,000倍になると消費電力も1,000倍になるとかそういうイメージらしい。正比例なのかは知らないが、通信時間などよりも通信量に影響を受けやすいという話だ。本当か嘘かはわからない。
通信量が増えても通信料は比例的には伸びていかない(シャレじゃないが)。しかし、通信量が増えると消費電力は比例的に伸びていくというのだ。
通信が高品質化するとNetflixが(中略)村田製作所
Netflixはやはり流行っているらしい。スマホで使う人も多いのかな。移動体通信の規格がアップデートされればNetflixはさらに繁栄されるのではないだろうか。
いまの株式市場ではFANG(Facebook, Amazon, Netflix, Google)が成長銘柄と呼ばれているし、おそらくNetflixはしらばく好調なのだろう。
この流れでデメリットを被る部分もある。通信量にあわせて消費電力が伸びていけば、バッテリーが持たない。iOSはメモリの効率がよく電力効率もよいが、Androidはそうはいかない。
Chromeもメモリ効率や電力効率が良くないので、おそらくGoogleには電力効率を抜本的に改善する気がない。したがって、通信量が増えて困るのはAndroid端末のメーカー、具体的にはSamsungやHuaweiあたりだろうか。
論理が飛躍気味だが、回線が改善されてNetflixなどが移動通信体で使われるようになると通信量が増えて、主にAndroid端末のバッテリーが悲鳴を上げる。そうすると、Androidのバッテリーを供給しているメーカーにとってはおいしい話になる。
少し前、Samsungがバッテリー引火の事件の直後に村田製作所に対して「リチウムイオンバッテリーの供給をする気はあるか」と尋ねていたというニュースがあった。さて、日本の電子部品メーカーが、Netflix成長の恩恵をあずかれる可能性が出てきた。