水着選び編
さて、4人は水着選びにやってきました。
ラシェもラミリアも
女子らしくキャッキャとあれこれ見ては騒いでいます。
…しかし、
それぞれ悩みがあるようですよ。
ラシェの場合
ラシェ「(可愛いの沢山あるなぁ…)
(´・ω・`)」
ひとまずラシェが手に取っているのは
薄いピンクのビキニ型と
白いワンピース型である。
ラシェ「(白いのも良いんだけど、
…ピンクの、可愛いなぁ…良いなぁ。)
(´・ω・`)」
とりあえず手には取ってみたものの、
やはりピンクの方は
少々着るのが躊躇われるのだ。
セパレートなのでワンピースよりも肌が露出するが、
胸の方は大きく結び目の付いたデザインで、
下もフワッとしたヒラヒラのパレオが付いている物。
水着とは、本来泳ぎ易くする為に肌がある程度露出するものなので、必要範囲内の露出は さほど気にはならない。
…問題は…。
ラシェ「(コレだと、
…お腹が出ちゃうから、
『傷痕』、目立っちゃうよね…。)
(´・ω・`)」
(詳しくはコチラ参照↓)
yourin-chi.hatenablog.jp
『傷痕』については、傷を診てくれたカミアとシルディ以外には、未だ内緒なのだ。ラミリアだって知らない。
特にクライドに見られたら、多分この傷を負った時の事をとても気にするだろうし、
例えばラミリアが知れば、きっと気遣って、彼女も一緒になって、水着を着て遊ぶ事すら避けようとしてくれるだろう。
…それは流石に、みんなが楽しみにしている雰囲気を壊しそうで偲びない。
幸い『傷痕』は、ワンピース型を着れば隠れる範囲だ。
ラシェは後ろ髪を引かれつつも、「よしっ」と意を決して、ピンクの方を棚に戻そうと手を伸ばす。
そこに声をかけてきたのはクォルだ。
クォル「あれ?ラシェちゃん、ピンクのやめちゃうの?随分悩んでたみたいだけど。」
ラシェ「あ、クォルさん。
…えへへ…、
やっぱお腹出ちゃうの、気になるなーって…
でも可愛いんですよね…
(´・ω・`)」
クォル「太ってる訳じゃないんだから気にしなくて良いのに。似合うと思うよ?
ま、ラシェちゃんの事だから、どれ着ても可愛いんだろうけど♪」
ラシェ「ふふふっ、有難うございます(^^)
でも私、ラミさんみたいにスタイル良い訳じゃないし、
やっぱり白いの かなーって
(´・ω・`)」
クォル「うんうん。まぁ白いのも可愛いもんね。俺様はそれも似合うと思うよ。
…しかし、そうだなぁ。
お兄さんが助言するならば、
やっぱり『ビビッと着たものは即買い』、だな☆
あー、ほら、水着用の上着とかあるじゃん?丈の長いヤツ買ってさ、上に羽織ったらどうよ?」
ラシェ「そっかぁ(*⁰▿⁰*)
そうすれば確かに隠せますね。
有難うございます、クォルさん。」
クォル「…まあ、ラシェちゃんの可愛い水着姿が拝みにくくなるけど、致し方なし!
ラシェちゃんが浮かない顔しちゃってたら元も子もないからね。
あ、上着なら、何故かクライドちゃんが見てたから、一緒に選んだら良いよ。」
ラシェ「はいっ(*⁰▿⁰*)」
多分クライドちゃんの事だから
どのみちラシェちゃんには
上着を羽織らせる気なのだろう。
そう思いつつ、
あえて口にはしないクォルだった。
ラミリアの場合
ラミリア「んー…。」
ラミリアは、しかめっ面で両手に水着を持って睨めっこしていた。
しかし、悩んでいるのはそれではない様だ。
ラミリア「(はぁ…。あの雑誌のグラビア…確かに綺麗だったわよね…。)」
水着というものを着て見たいなぁーと
ファッション誌を読んでいたのだが
詰所の机に置いておいたのがいけなかった。
気が付いたらクォルが手に取って読んでいたのだ。
…何やら鼻の下を伸ばしながら。
今 手には、
雑誌に載っていたお目当ての水着がお店にあったのでキープ中であるが、
思い出すのは、やはりクォルがずっと見ていたらしい、雑誌のアスラーンの女性のグラビア写真である。
ラミリア「(さすがアスラーンよね…持ち前の骨格の良さが際立って、黒い水着なのにイヤらしく見えないんだもの。
『女の子大好き☆』なクォルが鼻の下を伸ばすだけあるわ…。)」
水着を着る様なグラマラスなグラビアモデルに比べ、
こと身長については高い方だからモデルとは張れると思うが、
自分は普通の女性に比べて、
武術を嗜んでいる事も有り、少々筋肉質だ。
正直、グラマラス枠でも
スレンダー枠でもない、と思う。
せめて、ラシェみたいに可愛らしい容姿なら
自分の体型など、容姿でカバー出来るだろうに。
ラミリア「…はぁ。
何で私がこんな事で悩まなきゃいけないの…。」
クライド「ラミリア、どうかしたの?
大好きな服選び中に溜め息なんかついちゃって。」
ラミリア「((◎_◎;) ドキィィ!!)
…は、何だクライドか…。
乙女には言えぬ悩みが沢山あるのよ…。」
クライド「(ラミリアの手元を見て)あれっ?
あの雑誌のやつは?買わないの?」
ラミリア「な、何でよ、
私の本命コレだし…!」
クライド「え、でも、
あのクォルが見てた写真のやつ、あの色だとラミリアのイメージじゃないけど、横に載ってた色違いのやつならラミリアに似合うと思うよ。」
確かにあのグラビアでは、
メインの黒い水着のアスラーンの斜め後ろに、
同じデザインで色違いの白を着た精霊が居た。
ラミリア「(*⁰▿⁰*)えっ!
ほ、本当?に、似合うかな?」
クライド「うんうん(^^)
俺さ、ラミリアは黒より白のが良いって思うんだよね。
今手にしてるのも良いと思うけど、
あれの方が俺は似合うと思うよ。」
ラミリア「そ、そっかな…(*´-`*)」
クライド「やっぱ、せっかくだから似合うのが良いよねー。
あっちのショーウィンドウにまだ有ったよ」
ラミリア「ありがと、クライド。」
先程のしかめっ面は何処へやら。
ラミリアはルンルンとショーウィンドウの方に向かって行った。
クライドは ふぅ、と肩で息をついた。
男としてわかる事だが
クォルは元々、雑誌モデルなどにはさほど興味が無い様で、
クォル的にグラビアのポージングは
狙い過ぎて性に合わないらしい。
常々
《女性の美しさは
『動』に有りッ‼︎ 》
…などと口走っている程である。
遊具で遊ぶ幼児から
花壇に水やりする老婆まで
許容範囲が実に幅広い。
素直にラミリアに言ってみれば良いのに。
口が裂けても口に出さないのは
クライドの良心である。
おわりに
そんな訳で焦らしてみました(笑)
待て次回。
イラスト描きたいんで頑張りますよ!
とりあえず
クォルが結構エロ紳士なのと
クライドが天然王子なのが伝われば嬉しい。
ちなみに奴等は
イメージカラーの海パン買いましたよ。
クライド→青
(深く考えてないので、どスタンダード。そういやアルビダ系だから白いね!)
クォル→何かビビッドなオレンジ
(個人的にはブーメランだったら楽しいと思ってる。描かないけど(笑))
バトー→紫
(無駄に上着着てる。期待通りアルビダばりに肌白い。)
家には
色気もへったくれもない水着(俺の)と
上の子(3歳女児)の水着しかなく
ガチで今回の為に水着のデザイン見に
色んな店周ってますー(笑)
水着は自分で着るモンやない、
着た人を見て愛でるモンや。(こら)
ウチの女子が無事描けたら
他所の女子にも手を出したい気持ち…
がんばるおー。
普段は育児に追われております…
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