以前、本連載で予後予測の方法について解説しましたが、現実には予後をできるだけ正確に予測したいと思っても、さまざまな要素がそれを困難にします。「いくら予測しても実際には外れるから、予後予測はしないことにしている」という医師もいます。「医師は体のことも病気のことも何でも分かる」と思っている患者さん・家族は多く、「残り時間を正確に予測することはできないんです」と私が説明すると一見納得したようであっても、内心は「医者のくせに」と思っているかもしれません。
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平方眞の「看取りの技術」
「悪い知らせ」の伝え方(3) 予後予測の限界をどう説明する?
2017/7/8
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