ニューヨーク=久保田侑暉
2017年7月8日19時56分
核兵器の使用や保有を法的に禁じ、その非人道性を問う核兵器禁止条約が7日、採択された。多くの被爆者たちが待ち望んできた国際ルールだ。採択後、広島で被爆した女性が会場で核廃絶への願いを改めて訴え、感動を呼んだ。
「亡くなった数十万の人々。彼らはみな、それぞれに名前を持っていました。そして、みな誰かに愛されていました」
7日午後(日本時間8日早朝)、条約採択の興奮の余韻が残る米ニューヨークの国連本部。カナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(85)は広島、長崎で被爆した人々への思いを、ゆっくりと力強い声で語った。
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朝日新聞国際報道部