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 トランプ米大統領とメキシコのペニャニエト大統領が7日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて初めての会談に臨んだ。ホワイトハウスによると、トランプ氏は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉の重要性を強調した。

 会談では、不法移民や麻薬犯罪、混乱が続くベネズエラ情勢などについても協議したという。ロイター通信によると、両首脳は国境を越える組織犯罪対策で協力することで合意した。トランプ氏は会談前、記者団に「国境の壁の建設費用をメキシコにまだ払わせたいのか」と聞かれると、「その通りだ」と答えていた。

 ペニャニエト氏は「組織犯罪問題に対処する互いの責任がある」として、国境の治安問題などに関して協議を続ける考えを示した。

 両首脳は今年1月に会談を予定していたが、トランプ氏が壁建設費を巡ってツイッターなどで挑発。メキシコ側が反発して直前に中止されていた。(ハンブルク=五十嵐大介

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