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記事を見ていただいた方からご連絡があり、
4歳の娘が鉄棒の前回りを怖がってやろうとしません。どうしたらいいでしょうか?
何歳までにできないとだめですか?
とお問い合わせがあり、私が午前中の保育の時間に、体操指導をしている園でも年中クラスに1人、2人怖がって前回りができない子どもがいますので、今回は前回りのコツと過程の中で上手くなる方法を2回にわけてお伝えします!
是非練習してください!!
前回りは何歳までにできたらいいのか
このお問い合わせの答えは、
何歳までに・・・という考えを、ポイっと捨てて下さい。
もちろん年少~年中にかけて前回りができ、年長~小学校低学年までに逆上がりができることが一定の基準となって指導をしているのは確かです。
(もっと低い年齢で逆上がりなどできる子どもがいるのも事実)
何歳までに・・・というより今・今日から練習しましょう!
前回りの前に、恐怖心を取り除こう!
鉄棒の前回りが怖いのはなぜでしょう?
大きくわけて2つの理由が考えられます。
- 鉄棒から落ちたことがある。または落ちそうになった経験がある。
- 逆さ感覚に慣れていない。
逆さ感覚を身につけよう!
鉄棒から落ちてしまうのは手が離れてしまうからですよね。
保護者は言います!なんで手を離すの!!
離してしまう理由は反射の動きです!
怖くて落ちると思い手を離し、落ちた時の為に手を出す。もちろん鉄棒から落ちます。
こうなってしまう子どもは頭が上、足が下という上下の関係しか身についていません。
前回りはその逆である足が上、頭が下という逆さ感覚を身につけることが必要になります。
家のイスで逆さ感覚
①家にあるソファーやイスに正座で乗って床に手をつきます。
頭が下になります。
手をつきながら数秒静止して戻る・もしくは、でんぐり返し。
繰り返し練習しましょう!
②慣れてきたら、手もソファーやイスの上にのせ頭だけ下に。
ソファーやイスの下を覗くようにして戻る。
③足は床に立ち、イスの上に身体を乗せ、手はイスの端をしっかりと持ち、頭を下に。
※手を離さずできているか確認
この3つの練習方法で逆さ感覚を身につけましょう!
子どもが覗いている側に数字カードを置き、何の数字かを当てたりするような遊びをすると子どもも楽しくできます!
前回りで恐怖を感じたり、手を離してしまうのは足が中に浮いた状態で逆さになるからです。
足が地面に着いた状態で頭を下げる。上手なお辞儀「おはようございます」をするような形をたくさん練習することで身についていきます!
保護者と逆さ感覚
①子どもと保護者で手をつなぎます
②子どもが保護者のお腹に足をつけて数秒間静止(逆さ感覚)
※この時に子どもの手がちゃんと保護者の手を持つ意識
③足を下ろす。もしくは足を反対側に持っていき回る(足抜き回り)
保護者と一緒にするの安心感で逆さ感覚を身につけましょう!
次回は鉄棒を使って
今回は家でできる練習を紹介しました。
鉄棒から落ちたことでの恐怖感はすぐに克服することができません!
中には、鉄棒に近づこうとしない・近づくだけで涙が溢れる・・・なんて子どもも少なくありません。
少しづつ、恐怖感をなくしていけるよう練習しましょう!
次回は鉄棒でできる逆さ感覚と前回りの導入を紹介いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。