今週のお題「私の『夏うた』」
夏の名曲は数あれど、やはり「夏の扉」が一番だと思ってしまう。
松田聖子は小さい頃唯一好きなスターだった。
この時の輝きは、他の誰も寄せ付けないほどだった。
「夏の扉」のイントロから最後まで、私は夢中になって見ていた。子供心に「聖子ちゃんは完璧だ」と思った。
お転婆だった自分が、「女の子」を意識したのはこのころだと思う。髪型は真似できなかったが、ショートだったのを伸ばしたりはした。
ほどなく私は初恋をした。夏祭りに浴衣を着せられ、田舎の狭い町内、みんなが集まる祭りで、その相手に出くわして目が合った時の、なんとも言えない恥ずかしかった気持ちが思い出される。いつもは、一緒に遊んだりしていたが、妙にその時は口がきけなかった。
ほんの5~6才くらいだったが、かなりませていてたと思う。
「夏の扉」を聴くと、幸せな気持ちになる。無垢だった自分を思い出せるから。