加計学園 獣医学部 審議会の指摘で定員20人減

加計学園 獣医学部 審議会の指摘で定員20人減
k10011049471_201707080640_201707080724.mp4
学校法人「加計学園」が愛媛県今治市で新設を計画する獣医学部について、文部科学省の審議会は来年4月の開学を認めるかどうか審査を進めています。この中で、学園側は、審議会から教育の質に関わるとして指摘された定員を申請内容より20人少ない140人に変更したことが関係者への取材でわかりました。文部科学省は新たな申請を受けて、審議会で審査を進め、来月末までに認可するかどうか判断することにしています。
学校法人「加計学園」は国家戦略特区制度の下、ことし1月、長年、規制されてきた獣医学部を愛媛県今治市に新設する計画が認められました。

文部科学省の審議会は学園側から提出された教員の数や定員、さらに教育内容などが書かれた申請内容を基に、来年4月に開学を認めるかどうか審査を進めています。このうち、定員について学園側は当初、獣医学部がある16の大学の中で、最も多い160人とする計画を示していました。

これに対して、審議会から「定員が教員の数と比べて多く、教育の質に関わる」などと指摘されたことを受け、学園側は定員を20人減らして140人としたほか、教員も2人多い72人に修正した申請書を新たに文部科学省に提出していたことが、関係者への取材でわかりました。

文部科学省は新たな申請を受けて、審議会で審査を進め、来月末までに認可するかどうか、判断することにしています。