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絶景の白毫寺


白毫寺は若草山、春日山に続いて南に連なる高円山の麓にあります。
100段あまりの古い階段を登り詰めると、眼下に奈良の町が広がります。
正面には矢田丘陵、その奥に二上山、信貴山、生駒山などの山並みが見渡せます。

この眺望とともに花のお寺としても有名です。
春の五色椿と秋の萩です。
五色椿は3月下旬から赤や白、ピンク、紅白の絞りなど大輪の花を一本の木に咲かせます。
樹齢400年を超えていて、東大寺の「糊こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに大和三名椿と呼ばれています。
椿の花が落ちる時期が一番美しいとされています。
色とりどりの落ちた椿の花が新緑に映え、そして花も間近に見ることができるからです。

境内には他にも多数の椿の木とモクレン、あじさい、ササユリ、桔梗、サルスベリなど四季を通じて様々なお花を楽しむことができます。

関西花の寺二十五霊場第18番です。

とても美しい階段です。

眺望が最高です。

本堂
715年(奈良時代)に天智天皇の第7皇子である志貴皇子の没後、王子の山荘跡を寺としたのに始まると言われています。

東大寺の五重塔が見えています。

可憐なお花が咲いていました。

桔梗
今にも花開きそうです。

紫陽花もたくさん咲いていました。

石仏の道。小道に石仏が置かれています。

多宝塔跡
かつて室町時代建立の多宝塔がありましたが、大正6年(1917)に人手に渡り移築されました。移築先は長らく不明でしたが、兵庫県宝塚市の藤田伝三郎男爵の三男が建てた宝塚山荘に移築されていたことがわかりました。
多宝塔は平成14年(2002)に別荘付近の山火事によって焼失しました。

白毫とは仏の眉間にある白い巻き毛のことです。

建物が四角くくり抜かれているように見えて珍しいです。

境内は広々して花が咲いていて眺望も良くてとても気持ちがいいです。

五色椿の木
興福寺の喜多院から1624年から1644年ごろに移植したものと言われています。
高さは5mほどです。
一本の木に赤、白、ピンク、紅白の絞りの花を咲かせます。

遠くに二上山が見えます。

桔梗

両脇は萩の花です。
天智天皇の第七皇子である志貴王子は萩の花を大変愛でたそうです。

階段を登りきったら視界が広がります。

秋には萩の花が美しいでしょうね。

奈良公園からささやきの小径を歩いて約20ほど、近くには志賀直哉旧邸や新薬師寺があります。

カメラ:SONYa6000
レンズ:Vrio-TessarT*E 16-70m F4 ZA OSS

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Published in奈良植物、花

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