『男の産後うつ』になったようだけど女装したら治ったみたい

自分が癒やされれば、家族も癒やされる。

私が癒やされれば、家族も癒やされる。そんな関係を模索するブログ。

40代になっても親と仲良くできない私はやっぱりおかしいのか

【スポンサーリンク】

今日の話の結論を先に言っちゃうと

「親だから」と言って、無条件に敬意を払い、尊重し、孝行しなければならないわけではない、というのが今の私の考え。

おそらく、世間様でいう”常識”とはちょっと違うと思うのだけれども、皆さんはどう考えるだろう❓

 

 [:contents]

 

プチ同窓会で「まだ反抗期みたい」と言われる

私の学生時代の同級生たちはかなり仲がよく、卒業してン十年も経つのに、今だにことあるごとに集まって飲んでいる。

それを私たちは「プチ同窓会」と呼んでいるのだけれども、そうした場で、親との関係について話題になることがあった。

 

私に話を振られたので、

「えーっ、俺んとこは、親とギスギスしていて、会って話すときもふてくされてることが多いな」

と答えたのよ。

(ちなみにこの時は、親と縁を切っているということは、友人にも言っていない。仲がよい友人の前でも体裁を気にしてたのよね)

 

すると、同級生女子が

「ミナオくん、まだ反抗期みたいw」

と笑いながら返してくれた😅

 

f:id:minaminakun:20170703174929j:plain

 

いや、女子たちには悪気はないのは知ってるのよ。ややこしい家庭の事情を私が話してないんだし。

 

でも、他人のいう”普通”に敏感だった私は心のなかで

「えっ、もしかして私、普通じゃないの❓」

と穏やかではなかった。

 

その後、ママから電話があって

私のママは毒親要素が強く、その上精神的にもかなり不安定なので、正直私はかなりママに対してビビってる😥

(詳しくは述べないが、警察沙汰も一度や二度ではない)

その被害が、私の奥さまや子どもちゃんに及ぶかもしれないと思うと、どうしても距離を置きたくなるのよね。

 

でも「反抗期みたいw」と同級生に言われてから、親と距離を置いていることに少し罪悪感を憶えていた。

 

そんな折、ママから電話があった。

(私は距離をおいているけれども、ママはお構いないに連絡してくるのよ)

ふだんは居留守を使って電話に応えないのだけれども、"普通"に敏感になっていた私は、受話器を取ってしまった。

f:id:minaminakun:20170703183351j:plain

 

携帯越しに聞こえてくる、あの甲高い、イライラした声。

ママの声を聴くと、私は固まってしまう。

みんなみたいに、”普通”にしなきゃと、私は思うけれども、なかなか”普通”にできるものではない。

私が戸惑っていると、突然母が

「なんだ、お前は❗私が電話をしてやってるのに、その愛想のない態度は❗もういい❗」

と突然怒鳴りちらし、一方的に電話を切ってしまった😫

 

自己嫌悪と母への怒りが波のように襲ってくる

同級生のいう”普通”をやりきれない私に対する自己嫌悪と、いつも感情的で一方的なママに対する怒りで、いっぱいになる私。

こういう思いを、子どもの頃から何度も味わっていたのに、40代にもなって、私には子どももいるのに、まだ味わい続けなければならないのか……と絶望的な気持ちになる。

 

そして40代になった今でも、私はママの怒りと恐怖で支配され続けている。

こんな親子関係なのに、年を取ったからと言って、”普通”の仲の良い関係にならなければならないのかと、釈然としない気持ちが収まらない。

 

価値基準を自分の外には置かない

「ママとの良好な関係を築くのは無理」というのが、私の正直な心の声だったんだと思う。

しかしその心の声を聞かずに、同級生のいう「年を取ったならば、親と仲良くなるのは”普通”」という言葉に囚われていて、他人の言葉に自分の判断基準を置いていた。

 

他人のいう”普通”は、私も遵守しなければならない。

”普通”を逸脱してはいけない。

”普通”を逸脱するのは怖い。

 

そんな思いから、無理に”普通”に合わそうとしていた。

だから苦しくなるんだね。

 

自分の声を出すようにすると、共感してくれる人が現れる

カウンセリングやセラピー、ワークショップを通じて、私は徐々に自分の意見を言えるようになってきた。

親と私の関係についても

「いやあ、親とは絶縁状態なんすよ(苦笑)」

とさらっと言えるようになってきた。

(今となってはこんな簡単な一言なんだけど、以前は世間体を気にして、なかなか言えなかったのよね)

 

そう言えるようになってくると、実は私もそうだ、とかいう人が必ず現れる。

これもやはりプチ同級会での出来事なんだけれども、母子関係がうまくいっておらず、実は悩んでいるという同級生に巡り合ったりする。

もう何十年もの付き合いなのに、ヤツがそういうことに悩んでいたなんて、初めて聴くことなのよね。

 

何十年もの付き合いだけれども、そこからまた新しい仲間意識みたいなものが始まったりするんだよね。

 

私がママと”普通”に仲良くできないという状況には変わりはないけれども、それでも同じ境遇の誰かがいると思えるだけで勇気が湧いてくるので、人って不思議だな、と思う。

 

私が世間様がいう”普通”に囚われて、自分の気持ちをオープンにできなかったならば、得られなかった勇気でもあるね😊