2017.7.7
弊社で販売したホンマグロについてのお詫びとお知らせ
平成29年7月7日
株式会社フーディソン
代表取締役CEО 山本 徹
お詫びとお知らせ
このたび、「sakana bacca 梅ヶ丘」において、自主禁漁期間中の壱岐沖で漁獲されたホンマグロを販売したことにつきまして、地元漁業関係者の皆様ならびにお客様に対して深くお詫び申し上げます。
また、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。
今後このような事態が発生しないよう、再発防止に務め、従業員一丸となって信頼回復に努めてまいります。
記
<経緯>
平成29年6月28日にsakana bacca梅ヶ丘のFacebookページにおいて、ホンマグロの販売に関する告知記事を投稿いたしました。この記事をご覧になられたお客様から、自主禁漁期間中の壱岐沖で漁獲されたものではないかとのご連絡をいただきました。
弊社で確認を行ったところ、本日までに判明した流通経路は以下の通りです。
6月25日以前 | 漁獲者が当該ホンマグロを集荷者(荷主)に受け渡し |
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6月25日 | 集荷者(荷主)が、福岡市中央卸売市場の荷受会社に出荷 ※荷受会社に荷主名を照会したところ、荷主名に関する回答は得られず |
6月26日 | 荷受会社が、荷主より下記内容のホンマグロとして受け入れ(委託販売) 漁場:壱岐沖 水揚港:呼子港 漁法:一本釣 |
6月26日 | 落札した水産仲卸業者が、荷受会社より下記内容のホンマグロとして購入 漁場:壱岐沖 産地:長崎産 漁法:一本釣 |
6月26日 | 弊社が、落札した水産仲卸業者より下記内容のホンマグロとして購入 漁場:壱岐沖 産地:長崎産 漁法:一本釣 |
6月27日 | 弊社物流センターに到着 |
6月28日 | 「sakana bacca 梅ヶ丘」のFacebook ページにおいて、ホンマグロの販売を行う旨の記事を投稿 |
6月29日 | メジマグロではないかというお客様からのご質問に対し、「長崎県壱岐の釣り物(魚体40 キロ以上)」とご回答 |
6月30日 | 漁獲からの流通経路及び漁法に関するお客様からのご質問に対し、 ・長崎県内(九州本土側)の漁師が壱岐沖まで出漁し、一本釣りによって漁獲 ・漁獲されたクロマグロは長崎県内の本土側の港に水揚げ と回答 |
また、当該ホンマグロの販売店舗と販売期間は以下の通りです。
販売店舗 | 販売期間 |
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sakana bacca梅ヶ丘 sakana bacca都立大学 |
6月29日、30日 6月28日 |
平成29年6月30日にFacebook 上で、漁獲者を「長崎県内(九州本土側)の漁師」、水揚げ港を「長崎県内本土側の港」とご報告いたしましたが、再調査の結果、漁獲者および集荷者の特定まで至ることができませんでした。初期の調査で誤った情報をお伝えしたことならびに、特定まで至らなかった点が生じたことにつきまして、重ねてお詫び申し上げます。
<再発防止に向けて>
今後このような事態が発生しないよう、再発防止に向けて、下記の取組を行ってまいります。
(1)産卵期のホンマグロの取扱中止
産卵期の天然ホンマグロについて、魚体の大きさや漁法によらず、仕入・販売を行わないことといたしました。対象の詳細は以下の通りでございます。また、今後、気候の変化等により産卵海域および産卵時期が変化した場合、資源保護の目的に適うかたちで内容を改訂いたします。
対象魚種 | 天然ホンマグロ |
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対象海域 | 日本海*、南西諸島海域 |
対象時期 | 日本海:毎年5/1~7/31 南西諸島海域:毎年4/1~7/31 |
対象魚体 | すべてのサイズの魚体(メジマグロを含む) |
対象漁法 | 釣り物を含む全漁法 |
*壱岐沖については、この海域に含まれております。
(2)トレーサビリティ可能な水産商材の調達比率拡大および情報収集体制の構築
水揚げから販売まで流通経路や漁法などに関するトレーサビリティが可能な水産商材の調達比率を高めてまいります。また、水産資源の持続可能性に配慮した水産商材の調達比率の拡大に取り組んでまいります。
また、関係諸機関と連携しながら、魚種を問わず全国各地での操業規制情報を収集し、仕入れ段階で反映させる体制の構築に取り組みます。
(3)仕入れガイドラインの厳格化および運用体制の強化
ホンマグロをはじめとする、特に資源保護が求められる魚種の仕入を厳格化するため、仕入れガイドラインを見直すほか、操業規制情報等を機動的に反映しながら調達が行われるよう、仕入体制を強化いたします。
<信頼回復に向けて>
ホンマグロの資源保護に取り組まれてきた、「壱岐市マグロ資源を考える会」に対して、今回の件につきまして文書で謝罪を行いました。また、壱岐市マグロ資源を考える会の皆様と当社との間で、再発防止や資源保護の取組に関する意見交換を行っていくことを確認いたしました。
地元漁業関係者の皆様ならびにご愛顧いただいておりますお客様には、多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。
信頼回復に向けて、全従業員一丸となって取り組んでまいりますので、なお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
以 上