【LEGENDBB 二代目頑駄無大将軍】
今回はこれまでとは少し趣向を変えてSDガンダムからのレビューです。知らない人のために念のためお伝えすると、「頑駄無」で「ガンダム」と読みます。
SDガンダム(大きくデフォルメされたガンダムのジャンルの1つ)の30年続くプラモデルシリーズであるBB戦士から、25周年を記念して「懐かしのあのガンダム」「幻のこのガンダム」を最新の技術で改めてプラモデル化したのがこのLEGENDBB(レジェンドビービー)シリーズです。
その中でも今回は、武者ガンダムSD戦国伝(ガンダムが武者になって戦うシリーズ)から、数十年の時を経てリニューアルされた二代目頑駄無大将軍です。
ちなみに「二代目」という名称も今では普通に感じますが、過去のキットが発売された当時は「頑駄無大将軍」という名称でした。実は二代目こそが世に出た初めての大将軍であり、後年に「過去には初代大将軍がいて二代目はその息子である」という設定が加えられました。
また、ガンダムが武将として出世して、名称や姿形を変えていくのも武者ガンダムの特徴であり魅力の1つです。
本キットも、出世前の雷凰頑駄無と、将軍に出世した二代目頑駄無大将軍の両方を再現できるようになっていて、中々にプレイバリューの高いキットでした。ちなみに僕が知る限りは出世前の雷凰頑駄無の形態が立体化されたのも本キットが初だと思います。
目次
基本情報
- サイズ :フリーサイズ
- シリーズ:LEGENDBB
- 定価 :1,620円
- キャラ名:二代目頑駄無大将軍
二代目大将軍は、SD戦国伝の第一作「武者七人衆編」に登場する頑駄無軍団の長です。話のメインは武者頑駄無を中心とする七人衆なので、主人公らの上司としての登場です。
前述の通り「頑駄無大将軍」という名前だったのが、後に二代目という設定がついて「雷凰」という幼名が明らかになりました。初代大将軍の息子であり、後の三代目大将軍の元上司と、武者シリーズの歴史を感じさせるキャラクターの一人です。
デザイン上のモチーフとなったモビルスーツがいることが一般的な武者シリーズにおいて、珍しくモチーフなしの新規デザインの大将軍でもあります。
パッケージアート。
SD・武者ということもあり、これまでレビューしたシリーズとはまた異なった趣を感じさせるデザインになっています。
内容物。
二代目大将軍本体、日輪剣&鞘、光の軍配、雷凰頑駄無に換装するためのパーツ(緋天の鎧)、フェニックス、バトルマスク。
武者シリーズということで、漢字の武器や装備が多くなっています。また、「大目牙砲」と書いて「オメガキャノン」と読ませるなど、独特な当て字も武者ならでは。
二代目大将軍の状態で正面から。背中に背負った2門の大目牙砲(オメガキャノン)とメッキパーツで、大将軍らしい派手な佇まいとなっています。
歴代の大将軍は必ず背中にキャノンを背負っていますね。
横から。
後ろから。
でっかいキャノン・・・。男のロマン。
アップ。
SDの一番の特徴ともいえますが、目の部分に黒目(?)があります。ロボットではなく生き物として描かれているのがよくわかります。
額に輝くのは大将軍の象徴、頑駄無結晶(ガンダムクリスタル)。こちらはクリアパーツで再現されています。
への字口は毎度の通りグレーのマーカーで塗っています。
大将軍御用達のバトルマスク装着。大分顔の印象が変わりますね。
続いて雷凰頑駄無の状態で正面から。
白と金を基調にした大将軍状態に比べ、出世前は赤が基調となるデザイン。
この画像を見ただけでは同じ人とは思えないですね。パーツの差し替えで色々な形態を再現できるプレイバリューの高さもSDガンダムの特徴です。
横から。
後ろから。
背中のキャノンが無くなって、だいぶすっきりとした印象に。
アップ。
兜には金色の角飾りが5本あり、出世前とはいいつつもこちらも中々に派手です。
軽装タイプで正面から。
昔は裸の状態かなとか思っていたんですが、漫画なんかを見るとこの状態で外に出歩いたりしてるのでどちらかというと普段着の状態ですね。
横から。
兜をかぶる前提のつくりのため、おでこが少しへっこんでます。
後ろから。
頭のに空いている四角い穴の使い道は不明。LEGENDBBの共通規格なのかな?
守護獣、フェニックス。
武器になったり合体したり、SDガンダムのお供はかなり多機能です。
武装・可動・ポーズ
まずは軽装タイプ。身体は小さいですが地味に色々可動するので、こんなポーズも可能。
おりゃあ~
お供のフェニックスは両羽をはずせばボーガンに。
緋天の鎧を装備して雷凰頑駄無に。日輪剣は抜刀して装備させることも。
肘に関節があるので、ポーズに幅が広がります。昔のBB戦士は肘が曲がるのはごくわずかだった・・・。
フェニックスは光凰の鎧と合体して武者フェニックスに。
お供が主人の鎧と合体するのも伝統です。
鎧もってきましたやで~。
光凰の鎧を装着して二代目大将軍に。
写真ではわかりにくいですが大将軍お馴染みの軍配に書かれているのは「天下布武」の文字。
背中の大目牙砲(オメガキャノン)は角度を変えて砲撃状態を取らせることが可能。
確か二代目は砲撃の名手みたいな設定があったような。
額の角飾りを頭頂部に付け替えるとヘッドバスターが出現。
両胸の金色の部分(太陽砲)、背中のキャノンも併せて一斉砲撃状態に。
フェニックスと合体して武者フォートレスに変形。
LEGENDBBのシリーズは目の部分のシールが4種類付属していて、そのうち2枚を選択して写真の赤いパーツの裏と表に貼り付けます。そのパーツを付け替えることで2パターンの表情を自由に換装できます。
このキットは「正面」「右向き」「左向き」「笑い顔」の4種類で、僕は「正面」と「右向き」を選択しました。というか、この赤いパーツを2つつけてくれれば4種類自由に換装できるんじゃないですかねぇ、バンダイさん。
その他
1/144サイズのHGUCのガンダムと。
背丈は1/144より小さく手足は圧倒的に短いのに、頭だけは数倍のサイズと言うのがSDガンダムの特徴ですね。
ちなみに二代目大将軍のキャノンに対抗して、ガンダムはバズーカ2本の最終決戦仕様に。
なんとなくアッガイと。アッガイは上のガンダムと同じスケールですが、頭が二代目大将軍よりでかい・・・。
恒例のハンマー。
手首が単一パーツのため、残念ながら取っ手や鎖を握らせることはできませんでした。
さいごに
久々にSDのガンプラを作りましたが、全体のボリュームがあって装備のバリエーションも豊富で思っていたよりもかなり楽しく作れました。
四代目までのナンバリング大将軍で現在LEGENDBBとしてキット化されているのはこの二代目だけです。残りの3名もかなり人気はあるはず(四代目が一番?)なので、二代目に続いてのキット化を期待したいところです。
そしてLEGENDBBといえば、知る人ぞ知る幻の大将軍、真駆参大将軍がついについについに待望の立体化を果たしています。次回SDを作るならば真駆参で一択かな思っています。というわけで、
次回を待て!
【写真撮影に使用した背景の簡単作成方法】
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【ガンプラレビュー】
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