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 トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は7日午後(日本時間7日夜)、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)開幕後に、各国首脳が集まった控室で初めて顔を合わせ、笑顔で握手を交わした。この後、初の米ロ首脳会談に臨む。

 トランプ政権が直面する昨年の米大統領選を巡る「ロシア疑惑」や、ウクライナ問題などでぎくしゃくする両国関係を改善させられるかが焦点だ。

 会談は約30分の予定で、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が進むシリア情勢や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮問題についても協議する。

 米側は今回の会談を「ロシアとより建設的な関係」を持つきっかけとしたい考えだ。ただ、トランプ政権は、プーチン氏の指示でロシアが昨年の米大統領選に介入したとされる問題や、トランプ政権との不透明な関係性など一連の「ロシア疑惑」を抱えており、トランプ氏が描くように米ロ関係が改善するかは見通せない。(ハンブルク=土佐茂生、駒木明義

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