こんにちは。フリーランスになって気が付けば5年が経過したとみっちです。
IT系エンジニアは、完全に売り手市場になっていますね。
企業側の需要に対してエンジニアの供給が追いついていないというのをよく耳にするんですけど、様々な企業の人と話をしてまさにその通りだと身を以って感じています。
これから先IoT(モノのインターネット化)市場なども大きくなっていくので、さらにエンジニアが必要とされることでしょう。
そんなエンジニアを必要としている企業側と、フリーランス、もしくは副業で仕事を探しているエンジニアとをマッチングするサービス「 CODEAL(コデアル)」が非常に新鮮だったので紹介します。
実は何を隠そう取材にいった僕自身、話を聞いてCODEALを実際に使ってみたいと考え、後日登録したのです!
コデアル株式会社に行ってきた
2017年6月某日、梅雨らしからぬ日々が続く中、東京都千代田区にあるコデアル株式会社に行ってきました。
半蔵門駅から歩いて3分の場所にオフィスがあります。
到着してから知ったんですけど、株式会社ベーシックのオフィス内の一画がコデアル株式会社のオフィスとなっています。
ベーシック社と言えば、ferret(フェレット)などのWebサービス、メディアで有名なWebマーケティングの会社。
訪ねていって、どこがコデアル社のオフィスか戸惑ったのですが、受付はベーシック社と共有されていました。
そして、いよいよコデアル株式会社 代表取締役の愛宕(あたご)さんが登場し、直接CODEALの話を詳しく紹介してもらうことができました。
コデアル株式会社 代表取締役 愛宕さん
当記事では、社名を「コデアル株式会社」や「コデアル社」、Webサービスを「CODEAL」と表記することとします。
CODEALの特徴
「 CODEAL(コデアル)」
私たちには、届けたい3つの体験があります。
1. リモートワークをあなたの手に。
2. 中抜きなしの高報酬をお約束。
3. あなたが形にしてみたい製品・サービスに出会えます。
【引用】 https://www.codeal.work/
まず、CODEALの特徴として、
- リモートワークOK
- 高報酬
が挙げられます。
最低でも1日はリモート勤務が可能でないと掲載していないとのことです。
また、最低時給が、
週1、2日程度 副業向けの案件 | 2,500円 |
---|---|
週3日以上 フリーランス向け案件 | 3,500円 |
となっていて、高額な報酬となっています。
募集案件をサイト上で見ていると、JavaScriptでのフロントエンド開発などで時給5,000円といった、かなりの報酬が期待できそうなものもありました。
リモートワーク推奨、週1日からOK
愛宕さんがCODEALをスタートしたきっかけとして、自身もエンジニアとして活躍していた経験があり、エンジニアの仕事はわざわざ毎日通勤して会社に来なくても進められると感じていたからということでした。
ということで、まさに僕が常日頃大事にしている働き方でした。
もちろん、リモートワークだからといって、好きな時に好きなだけ仕事をするというわけではなく、企業と取り交わした時間で最大限の成果を出さなければならないので、出社して仕事をするよりも厳しい面はあることは考慮しないといけません。
顔を合わせて仕事をしていれば、実装に時間がかかり困っていることなどは相談しやすいですが、リモートだと、
と思われることもなきにしもあらずですからね。
CODEALで選べる実働日としては3タイプがあり、
- 週1、2日
- 週2、3日
- 週4、5日
となっています。
近年、週2日から勤務OKといったフリーランス向け求人紹介サービスが増えているんですけど、僕が様々なエージェントでこれまで話を聞いたところ、実際には週3日以上の案件がほとんどだったので、コデアルには週1日の案件もあるということで驚きでした。
もちろん、週1、2日の確保ができれば、サラリーマンの副業としての勤務もOKとなっています。
裏を返せば、週1日でもいいから優秀な人にUI/UXデザインを作ってもらいたい、モックを作ってもらいたいといったような企業側の要望もあるということでしょうね。
リモートワークとは、あくまでも手段であり大事なのは仕事での成果、そして何より、
好きな人と好きな時に好きな仕事をすることをデザインするツール
という素敵な名言が愛宕さんから飛び出しました。
リモートワークがOKということで、ベルリンやバンクーバーなどの海外に住みながら業務を遂行している方もいるのだとか。
僕もこんな働き方が実現できていれば、独身時代に国内海外問わず、色々な場所で旅をしながら仕事をしていたかったですね。
高報酬の秘密
コデアル社は高報酬を実現しています。どこにその秘密があるのか聞いてみたところ、
一切中抜きをしていないからとのことでした。
他のエージェント会社と大きく違うのは、求職者は案件を掲載している企業と直接契約を結ぶという点。
つまり、企業側から支払われる報酬はそのまま全額エンジニアやデザイナーといった利用者に支払われ、コデアル社は手数料を得ていないということです。
通常のフリーランス向け求人サイトだと、報酬はクライアント企業側からではなくエージェントから支払われます。
企業側からすると、もし月に50万円の報酬を利用者が受け取っているとすると、20%(数値は適当)の手数料を上乗せしてエージェントに支払うと予想されるので、実際には60万円を支払っているということになります。
コデアルは手数料を受け取っていないということで衝撃的でした。
そういった思いから、エンジニアやデザイナーの報酬から手数料を徴収していないのだそうです。
ここで、手数料なしでどのように利益を得ているのかと疑問に思いますよね。
基本的にクライアント企業は広告掲載料を月額固定で支払う仕組みとなっているとのことです。
採用者の高単価を実現できる仕組みですが、クライアント企業側としても採用した人ごとに報酬手数料を支払わなくていいのはメリットがありそうですね。
応募方式が新鮮
「リモートワークOK」、「高報酬」は他のエージェント会社でも実現しているところがあります。
僕が実際に使ってみたところ、CODEALの最大の特徴として挙げられるものは、
- 求職者とクライアント企業のマッチング方式
であると感じました。
CODEALに登録した後の流れを書いています。
登録後の流れ
まずは希望する就業タイプやこれまでの経験、スキル情報などを登録します。
他にも、職務経歴書やポートフォリオを作成・添付したり、GitHubアカウントと連携することもできます。
一般的な就職採用でも同じですが、プロフィール欄など手を抜かず、どのような方面で魅力的な人材であるかを、きちんと分かりやすくアピールできるかどうかで書類選考を通過できる確率は大きく変わりそうです。
登録作業以降の流れは以下のようになっています。
【出典】CODEAL(コデアル)の利用方法
ビデオ通話
通常、エージェント会社には登録面談に行く必要があるのですが、CODEALの場合はビデオ通話で済ませることが可能です。
PCやスマホ、タブレット端末で無料利用できるチャット/ビデオ会議ツール「Appear.in」を使用します。
コデアル社のオフィスで登録面談も可能ですが、オンラインを望む人が多いそうです。
応募方法
登録が完了したら企業への応募方法ですが、「くわしく要件を聞きたい」ボタンをクリックすると応募できます。
企業側で応募者のプロフィール(職務経歴書や、ポートフォリを、GitHubなど)を確認し、興味を持たれた場合は、応募者と企業、そしてコデアル社を含めたメッセージスレッドが管理画面で立ち上がります。
通常は、エージェントを経由して書類選考の合否、そして合格の場合は企業側と面談日程の調整となるのですが、CODEALの場合はメッセージスレッドでダイレクトに企業とやり取りできることとなります。
メッセージを通して自分の好みに合わなかったり、条件面で納得いかない場合など、辞退することができます。
ここは応募者によっては大きく好みが分かれるところですが、よりスピーディーにサクサクと話を進めたい人にはいいですね。
企業側との面談の際は実際に会って担当者と行われるようです。おそらく、距離的に実際に会って面談することが難しい場合は、ここでもビデオ通話となる場合もあることでしょう。
その後、合格した場合に30日間のトライアル勤務が開始となります。
実際に短期間、まずは働いてみて案件を継続するか、別の案件を探すかの判断が可能な点も新鮮ですね。
もちろん、このトライアル勤務中の報酬は発生します。
このトライアル期間では、応募者だけでなく採用する側も、その後継続するかどうかを判断できるということで、お互いが不幸にならないための仕組みとなっています。
応募者に転職意欲があるかどうかを重要視している案件も多く見られました。
転職活動として、まずは30日働いてみて良かったら参画し、その後正社員として登用される、そんな使われ方もありそうですね。
応募者の積極性に委ねられるシステム
通常はエージェントがマッチングする案件を探して応募者に連絡してくることが多いのですが、CODEALの場合は登録時にヒアリングこそされるものの、管理画面から求職者が積極的に応募するスタイルを求められていると感じました。
気になる案件は、遠慮せずどんどん応募してみるということができます。
このあたりは、今後CODEALサービスにAI機能などを搭載して、応募者の志向に合わせてマッチング度が高いものを積極的に管理画面に表示してくれるようになったりすると、さらに面白そうです。
AIコンシェルジュがサイト上で案内してくれるといいかもしれませんね。
CODEALで多い募集案件
案件の検索フォーム欄、歓迎されるスキルを見ると、どのような仕事を募集しているのかが分かります。
その中でも現在、CODEALの募集案件には4つのトレンドがあるとのことです。
アプリ開発 | Swiftが多い |
---|---|
Web系開発 | Ruby(On Rails)が多い、フロントエンド開発(HTML以外にNode.jsやAngularJSなど)、WordPress案件 |
インフラ | AWS移行案件 |
UI、UXデザイン | SketchやInVisionでモック作成 |
案件を見ていて、資金調達に成功したスタートアップ系の企業が多いように感じました。
そういったことからも、リモートワークを含む、フリーランスや副業での参画に柔軟な体制の企業が多いのかもしれません。
VRアプリの開発などの案件も見かけました。他にも今後、IoT系の案件なども増えてくるでしょうね。
募集案件数
2017年7月6日現在確認したところ、募集している案件の総数は477件となっています。
同じ企業の案件で、稼働日数や条件が異なるものが別案件として登録されていたりするので、実際には100件前後となりそうです。
もう少し案件が増えていくと、より希望する案件とのマッチングが増えるかなという印象です。
今後募集案件がどんどん増えていくのを期待します!
まとめ
案件探しを人力でおこなう会社がほとんどである中、CODEALは他社とは一線を画すサービスですね。
正直、まだまだサービスが進化の途中である点は感じるのですが、さらに「高収入×リモートワーク」、「案件とのマッチング」の面で尖っていくことを願ってやみません。
僕自身5年ほど経験しているんですが、リモートワークができる時代になって本当に良かったと感じています。
特に日々成長する我が子と多くの時間を過ごしながら仕事を続けてこれたことは幸せ以外の何物でもなかったです。
リモートワークに挑戦したいエンジニア、デザイナーの人は、CODEALに登録してビデオ通話で相談してみることをオススメします。
副業希望でも週1日から参画でき、時給2,500円もの収入が得られる案件があるというのは、CODEAL以外には見かけないのでチェックしてみてください。