こんにちは、睦です。
昨日は両親が遊びに来てくれました。
私の実家は道南方面にあります。
我が家までは、最速で2時間半ほどでしょうか・・・高速道路が1番早いですね。けれど羊蹄山麓から山の中を抜けて、日本海側を回り、小樽方面から向かってくるのが大好きなんです。
土地勘のない方にはサッパリのお話ですみません。
日本海側を回ってくる理由は、余市町に立ち寄ることです。
余市町といえば、NHKの連ドラ「マッサン」の舞台になったことでおなじみですね。ニッカウヰスキー。余市ワイナリーもあります。
果樹園もあるのに、海産物も並ぶ街です。
宇宙飛行士の毛利衛さんの故郷でもありますから、道の駅には「余市宇宙記念館スペース童夢」もあります。
残念ながら夫はお酒が飲めない人。子供達は偏食な上に果物も決まったものしか食べないのは、ご存知のとおりかもしれません。
いつか家族で観光できたらな・・・ということで、近いのにキチンと知らない余市町です。聞きかじり情報ばかりで、2度目のすみません。
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私の両親の目的は海産物です。
余市蒸溜所 見学ガイド に載っているお店で、柿崎商店があります。
国道5号線沿いにある、ビビッドなオレンジ色の建物は容赦なく目立ちます!魚介類、野菜、果物などが所狭しと並んでいて、2階には柿崎商店直営の食堂も。
私も帰省の際に訪れたことはありますが、とても賑やかでした。
周辺の地域からもお客さんが集まるお店だというのは、インターネットでの情報はもちろん両親からも聞いています。
以前お世話になったFPさんが、柿崎商店の海鮮丼を食べるためだけに行くんです!とおっしゃっていましたね。
我が家からだと1時間ちょっと、小樽市を抜けたら海沿いの景色がとてもキレイです。ドライブにもちょうどいい距離なんです。行きたいな~
そんなわけで。
両親はいつものように、柿崎商店でいろいろお土産を購入してきてくれました。
こちらは厚岸産のアサリ。
なまらデカイ。
「比べるものなかったらわからないべさ」と、ペットボトルを入れ込んでくる父。さすが!
お昼ごはん時に、母が味噌汁にしてくれたのですが・・・ちょっとグロイくらいプリップリ。父はしれっと残していて、見つけた母が「ヒデミくーん!!!」と怒っておりました。
父、ヒデミ。好き嫌いの多い64歳です(笑)
購入品の中にはしじみもありました。
それを見ながら思い出したのが、昔々のお話。
母はしじみの味噌汁を作ると、必ず「しみじみと~、母の愛っ!」と言いながらよそってくれるんです。
本当に、毎回毎回。
ちょっとヘンな人、というと我が母ながら身も蓋もないけれど。
ごはんを食べる時には、手を合わせて「マンモスッ!」とだけ言ってみたり。食べ終わると「馬勝ったー!牛負けた!」と言ってみたり。
やっぱりヘンな人です。
のりピー語を大胆に端折ってますからね。
むしろ残すべきは「いただき」の方であって、決して「マンモス」ではない・・・わかっているのかいないのか。
何て言うか、謎掛けみたいなワードをぶっ込んでくるんですね。
幼い頃から聞いているので、私はわかっていますけど。夫はしばらくの間ついていけなかったようですし。そりゃそうだ。
すっかり馴染んだ今は、夫も姉ちゃんズも、お天気予報を見て「カッパ!」を使いこなせていますよ。要らぬ教育した甲斐があるものです。
ちなみに、よそで見せる顔は普通の人。
負けず嫌いで頑固で、仕事はとにかくしっかりキッチリタイプ。おっちょこちょいではありますが、元気で愛想もいい世話焼きのおばちゃんです。
それはさておき。
お昼ごはんにと、手作りの太巻きを持参してくれた母。
5月に三女が検査入院した際にも、同じように作ってきてくれたんですけど。これが私の大好物の1つだからです。
多めに作ってきて、晩ごはんの夫と私用にと置いていってくれました。
おふくろの味。
ああ・・・これは晩ごはんにしじみの味噌汁を作って、それと一緒に夫と食べようと思ったんです。
しみじみと母の愛。
いつもしてもらってばかりの、両親からの愛。
ありがとう、父さん母さん。
地元のさくらんぼも、畑の野菜もおいしかったよ!
今朝になって、いつものように母からLINEが入りました。今日は朝から暑いので、「暑いね~」から始まるのかと思いきや。
しじみ、おいしくなかったね!
やっぱりそうか・・・
イマイチ出汁は出ないし、今回は珍しくハズレだと思ったのは気のせいではなかったようです。
イカやホタテはおいしかったし、生ホッケのフライも臭みもなく甘かったのに。
これもまた、母と共有できた思い出の1つかな(笑)