トランプ氏批判の米倫理局長 抗議の辞任へ
アメリカ政府でトランプ大統領の職務と関連する事業との利益相反の問題などを指摘してきた倫理局の局長が辞表を提出し、抗議の辞任と受け止められています。
アメリカ政府倫理局のショーブ局長は6日、トランプ大統領に辞表を提出し、今月19日付けで辞任する考えを伝えました。ショーブ局長は、トランプ大統領を大統領職と不動産業など関連する事業との利益相反の問題で批判したほか、大統領の長女のイバンカさんのブランドの商品を購入するよう呼びかけたコンウェイ大統領顧問の処分を求めましたが、トランプ政権が応じなかった経緯があります。
ショーブ局長はアメリカメディアに対し「現在の状況を考えると倫理局でこれ以上できることはない」と述べた上で、「倫理規定を強化する必要がある」と訴えました。
議会下院の野党・民主党のトップ、ペロシ院内総務は声明を出し「局長が辞任するのはトランプ政権が倫理規定違反を続けている結果だ」として抗議の辞任という見方を示し、トランプ政権の対応を批判しました。
後任の局長はトランプ大統領が近く指名する見通しで、どのような人物を選ぶのかに関心が集まっています。
ショーブ局長はアメリカメディアに対し「現在の状況を考えると倫理局でこれ以上できることはない」と述べた上で、「倫理規定を強化する必要がある」と訴えました。
議会下院の野党・民主党のトップ、ペロシ院内総務は声明を出し「局長が辞任するのはトランプ政権が倫理規定違反を続けている結果だ」として抗議の辞任という見方を示し、トランプ政権の対応を批判しました。
後任の局長はトランプ大統領が近く指名する見通しで、どのような人物を選ぶのかに関心が集まっています。