今日7月7日は七夕の日です。七夕と言えば、織姫と彦星、短冊、天の川等を想像しますよね。七夕の日は、天の川の両側で織姫と彦星が年に一度だけ会う事を許されるという伝説があります。
七夕の伝説は小さい頃に一度は聞いた事があると思いますが、どんな内容か覚えていますか?なぜ織姫と彦星は一年に一度、七夕の日にしか会う事ができないのでしょうか。
それでは過去に聞いた話を思い出してみましょう。むかし、むかし...
七夕の伝説
天の川を挟んで、着物を織る仕事をしている織姫と、牛飼いの仕事をしている彦星が住んでいました。
年頃になった織姫の結婚相手を父親である天の神様が探しており、頑張って働いている彦星と織姫を引き合わせる事にしました。
二人は仲良くなり結婚をして楽しい生活をしていましたが、とても仲が良く仕事をしないで遊んでばかりになっていました。
怒った神様は二人に天の川を挟んで暮らすように言いました。織姫があまりにも悲しむため一年に一度7月7日に会う事を神様は許しました。
その後二人は真面目に働き、7月7日の七夕の日にあう事を楽しみしています。
簡単にまとめるとこんな話です。思い出しましたか?ロマンティックな話ですよね。
しかし、二人は仲が良く結婚をしたのはよかったですが、仕事をしなくなってはいけません。この話は現代に置き換える事ができるのではないでしょうか。
彦星が世話をしていた牛を子供に置き換えてみます。牛飼いの仕事をしないと言う事は子供の世話をしないという事です。パパ(彦星)とママ(織姫)が子供(牛)の世話をしないと子供はどうなるでしょうか?
栄養失調、病気、感情をコントロールできなくなったり、場合によっては亡くなってしまうかもしれません。そうなっては親失格です。
天の川を牢屋として考えてみましょう。育児放棄をして事件となり逮捕された両親はいます。そうならないために、神様は織姫と彦星を引き離したのではないでしょうか。
ロマンティックな話と同時に、現代に置き換えると考えさせられる話でもあります。
人と人が出合う確率
天の神様は織姫と彦星を引き合わせました。これは凄い事です。
人と人が出合う確率って知っていますか?天の川を人の波として考えると、ある特定の人と出会う確率って低く感じませんか。
貴方にとって、親友、友達、普通に話せる人が何人いますか?
・親友 3人
・友達 25人
・普通に話せる人 300人
人によって違うでしょうが、こんな感じではないでしょうか。
国連の予測では2015年の世界の人口は約73億人と言われています。2017年1月1日現在で総務省が日本の人口は1億2682万人と公表しています。
これを先程の人数で計算してみると、
世界 | 日本 | |
親友 | 24億3333万分の1 | 4227万分の1 |
友達 | 2920万分の1 | 514万分の1 |
普通に話せる人 | 243万分の1 | 42万分の1 |
となり、あまりにも確率が低すぎてよくわからないので、身近な事を調べてみました。
・30年以内で航空機事故で死亡する確率 5万分の1
・雷に打たれる確率 1000万分の1
・宝くじで1等の当たる確率 2000万分の1
・隕石に当たる確率 100億分の1
人と人が出合う確率がいかに低いかがわかります。
大切な人と出合う確率
今貴方には大切な人がいますか?親友、恋人、妻、夫、家族と大切な人がいるはずです。その人と出会う確率は奇跡に近いです。
一回の射精で1億~4億個の精子をだし、妊娠の確率は20%と言われています。人は誰もが産まれる時に奇跡を一度体験しています。そんな奇跡の積み重ねで出会った事はあたりまえではないのです。
まとめ
人と人との出会いは奇跡です。本当に大切なものは何ですか?スマホ、ゲーム、TV等ではなく、人との繋がりが本当に大切ではないでしょうか。
身近な人ほど大切な事を忘れてしまいます。「あたりまえではない」事が「あたりまえ」になっています。
今ケンカしていたり、上手く言っていない人は、過去の事は天の川に流して今を楽しみましょう。
いつも会えない、年に数回しか会えない、会いたくても会えない人達だっています。大切な人と一緒にいる事は幸せです。人との出会いは大切にしましょう。
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