TBS「ひるおび!」にフェイクニュースの指摘 訂正報道にも非難の声
番組の「“都議選ショック”で揺れる自民党『閉会中審査』でどうなる“安倍一強体制”」と題したコーナーでは、自民党が大敗した東京都議会議員選挙後の影響や、国会が閉会している間に審査の機会を与えるという制度「閉会中審査」について伝えた。
同コーナーが終了すると、江藤愛アナウンサーが「そして、訂正です」と切り出した。江藤アナは「今週月曜日の放送の中で、去年8月の小池知事就任挨拶の模様を紹介しました。その際に、自民党の川井都議会議長が、挨拶に来た小池都知事との握手を拒否したとお伝えしましたが、拒否したのは握手ではなく写真撮影でした。失礼いたしました」と訂正文を読み上げた。
これは、3日放送の同番組で、昨年8月に小池百合子東京都知事が就任挨拶の会場で、自民党の川井重勇氏との握手を拒否したと放送したことに対する訂正だが、実はネット上では、3日の放送後に、川井氏は握手を拒んでおらず、小池都知事としっかり握手をしていたというツッコミが入っていたのだ。
あるTwitterユーザーは、同番組の該当シーンとノーカット映像だとする比較動画をアップし「映像から握手シーンを巧みにカットした完全なるフェイクニュース」と指摘している。
TBSのワイドショー「ひるおび」は、7月3日の放送で、映像を見せながら、川井都議会議長が知事就任の挨拶に出向いた小池都知事との握手を拒否したと報じましたが、これは映像から握手シーンを巧みにカットした完全なるフェイクニュースでした。国民はあからさまな情報操作を受けたわけです。 pic.twitter.com/48oggYvD7B
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2017年7月4日
【訂正するも謝罪なし】都議会・川井議長が小池都知事の握手を拒否したと映像を意図的にカットして放送した悪質なフェイクニュースを訂正。
— Mi2 (@YES777777777) 2017年7月6日
散々と政権批判と印象操作をした後に、訂正だとな…。捏造報道しておいて、謝罪もなく、訂正だけで済むと思ってる時点で終了。謝ったら負けなのか?#ひるおび pic.twitter.com/nPbXXougwa
また、訂正報道後も、別のTwitterユーザーから「捏造報道しておいて、謝罪もなく、訂正だけで済むと思ってる時点で終了。謝ったら負けなのか?」という厳しい指摘が入っている。
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