5月8日(月)、昨夜は高江の帰途、辺野古の近くに泊まった。連休も終り、いよいよ今日から工事が再開される。午前7時からの海上行動のミーティングに出席したが、私は今日は、博治さん、添田さんの裁判を傍聴するため、すぐに那覇に向かった。
午前8時半頃、カヌー隊が瀬嵩の浜から現場に向かって漕ぎ出していった。浜には後続のカヌー隊も準備を進めている。カヌーは合計15艇、抗議船は2隻だった。
午後の連絡では、クバマのK9護岸取付部では、いよいよ捨石の投下が始まったようだ。
午前11時から那覇地裁で傍聴券の抽選。見事に当り番号をひき、今回も傍聴できることになった。
正午からは裁判所前の公園で事前集会が始まった。今日の公判は、辺野古ゲート前のブロック積み事件が、証拠の映像の整理がまだ出来ていないという検察の不手際で中断、昨年8.25の高江N1裏テントでの「傷害事件」の審理が始まることとなった。そのため今日は、博治さんだけではなく、添田さんも事前集会で元気な顔を見せてくれた。
2人の公判は午後1時半から始まった。しかし今日も検察側は証拠映像の映写に手間取り、審理は再三、中断した。辺野古の公判もそうだが、ずっと以前の事件を事後逮捕し、長期に渡って拘束したにもかかわらず、何故、証拠の整理も出来ていないのか? 今頃になってこんなにモタモタしているのなら、証拠を撤回し、起訴を取り消すべきだろう。
法廷で上映された当日の防衛局と警察が撮影した映像を見ても、とても「傷害事件」と言うようなものではなかった。大勢の防衛局職員がN1裏テントに押しかけて混乱を引き起こしている様子が分かる。工事現場でもないのに、何故、防衛局職員全員がヘルメットを被っているのか? 防衛局職員(稲葉氏)はこんな混乱した場にわざわざ重要な書類ファイルを持って行き、それを「奪取された」というのだから、もうこれは最初から仕組んだものではないかという疑いも拭えない。さらに、博治さんが混乱した現場を静めるように、「皆さん、落ち着いて!」と叫んでいる場面もあった。こんな証拠で、何故、博治さんたちが、罪に問われなければならないのか?
当面の公判予定は次のとおり。6月28日の吉田氏の尋問が気になる。
・5月29日(月) 「被害者」の防衛局職員(稲葉氏)の検察側尋問
・6月14日(水) 稲葉氏への弁護側尋問
・6月28日(水) 吉田氏、医者、警察官らへの検察側尋問
・その後は、7月12日(水)、7月26日(水)が決まっている。