中国でアニメやゲームの大規模な展示会

中国でアニメやゲームの大規模な展示会
中国でアニメやゲームの市場が拡大し続ける中、上海で大規模な展示会が始まり、日本のアニメの関連商品や、中国企業が日本のキャラクターの使用契約を結んで開発したゲームなどが注目を集めています。
上海で6日から始まった展示会には国内外の300社以上が参加し、5日間の期間中に20万人を超える来場者が見込まれています。

中国ではアニメやゲームの市場が拡大し続けていて、日本の作品や関連商品に根強い人気があります。

アニメのコーナーに参加した日本企業は、中国で後を絶たないコピー商品ではなく本物を求める消費者にアピールしようと、正規のキャラクター商品をそろえ、「機動戦士ガンダム」のプラモデルを販売する店舗では、多くのファンが列を作って買い求めていました。

また、ゲームのコーナーでは、中国企業が日本のキャラクターの使用契約を結んで開発した複数のゲームが紹介されていて、バーチャルアイドルの「初音ミク」が登場する作品などが注目を集めていました。

展示会を主催した団体の担当者は「中国企業が海外の版権を購入し、中国向けに制作したり、海外のパートナーと連携して作品を作ったりするのが、市場のトレンドになっている」と話していました。

訪れた女子大学生は「中国と日本の間のゲームやアニメの交流がさらに拡大することを期待しています」と話していました。