テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)株が連日、下げており、50日移動平均線を割り込んでいます。

TSLA

7月5日にゴールドマン・サックスがテスラの目標株価をこれまでの190ドルから180ドルへ下げたのが、その一因です。

ゴールドマンは常にテスラに対し弱気のスタンスを堅持してきました。

ゴールドマンは、「テスラの第2四半期の納車が、当初ガイダンスの4万7千台~5万台の下限に近い4万7千百台だった」と指摘しました。

テスラはバッテリー・パックの生産が追い付いておらず、それが出荷の抑制要因になっている模様です。

そのバッテリー・パックの生産は、今後、尻上がりに改善するという見方もあります。

もうひとつ、市場で囁かれていることは、廉価版のモデル3の納車が7月28日から始まるため、モデルSやモデルXから一部の顧客がシフトするのではないか? ということです。

SBIソーシャルレンディング

この懸念自体は、昔から存在し、イーロン・マスク本人も「モデル3とモデルSは、まったく別物。モデル3は、モデルSの代用にはならない」と釘を刺してきました。

あと7月6日に発表された米国道路安全保険協会(IIHS)のテストの結果、モデルSは、ひとつも賞を取りませんでした。これも株価の頭を抑える要因です。

いずれにせよテスラ株はモデル3のデビューを見越して、このところずっと買われてきました。いよいよそれが現実化するとあって、Buy on dream, sell on realityになっているのかもしれません。


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