就職氷河期世代にとって、カチンとくるような広告ってありませんか?
今日は、いくつかの就職に関する広告をピックアップして話していこうと思います。
仕事に関する広告ってたまに頭にくるのがある
たまたまこういうツイートが目に入ったので、今回の記事を書こうとおもったですが、なんというか就職氷河期世代の何も対策をされなかった世代からすると、一つ一つの言葉がカチンときてしまうんですよね。
厚生労働省が絡んでいる事業の広告らしいですけど、本当今の若い人は能動的に動けば手を差し伸べる制度があってうらやましいっす。派遣社員でごめんなさい。 pic.twitter.com/fQ6FJnCyj0
— 派遣のハケ子 (@hakennohakeko) 2017年7月4日
僕の時は能動的に動けば動くほど、「なぜ、新卒で就職しなかった」と企業に言われ「もっとよく考えて行動しなさい」とハローワークに言われ、心が簡単に折れました。
動けば傷つくようなことを言われ、動かなければ仕事が見つからない。
本当にジレンマでした。どうすればいいんだよ。本当にふざけんなという気分でした。
一度でも失敗をすれば普通が遠くなる
以前別垢でツイートしたのが最初にあげた写真の広告。
東京海上日動の広告。
去年の春あたり、都内に行けばいやでも見かけた広告。
その頃、就職活動がうまくいかず、その帰りの電車の中でこの広告を見たときにはふつふつと怒りがわいてきたものです。
このときに、「一度でも失敗したら許されない社会じゃねえか。御社なんてその先頭をいっているような会社なのによくそんなことが言えるなあ」みたいなことをツイートしたら見事炎上しましたw
ただ、炎上といっても、共感と反感が入り交じっていた感じではありましたが。
他にもテレビCM等も当時やっていた記憶があって、新卒向けの応援的な広告なんだろうけど、いちいち鼻につく感じが嫌いでした。
「あんたみたいな逃げるようなやつではなく、競争から逃げずないでがんばった人に向けた言葉だ」というごもっともなコメントもきました。
逃げたくて逃げたんじゃねーよと言いたかったけど、さすがに売り言葉に買い言葉になると思い、あまりにも勢いがすごいので、結局豆腐メンタルな僕はツイートをそっと消しました。
リアルな就職活動のCMは逆に好感がもてたのに中止に
逆に、この手の広告で好感がもてたのが、この東京ガスのCM。
このCMは、リアルすぎるという理由で、中止になったみたいですが。
新卒にしろ、中途にしろ、このような経験をした人は多いはず。
前述した、偽善とも思えるような広告よりも、よっぽど好感がもてました。
確かに、ハッピーエンドではありませんが、今の時代の就職活動の一端を見せたいいCMだと思います。
本来なら、このCMでいろいろな議論が起こるべきだと思っていたのに、リアル過ぎるということで中止に。
就職活動で今みたいな苦労を知らないバブルや団塊世代にとっては、その一端を見せてお勉強させるのにはいいCMだと思うのですけどね。