「夫殺害」と出頭の妻を捜査せず帰す 警視庁
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夫の遺体を自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで埼玉県警に逮捕された53歳の妻が、逮捕前に警視庁の交番に出頭したにもかかわらず、警察官らが事実を調べずにそのまま帰してしまう不適切な対応をしていたことがわかりました。
警視庁によりますと、先月9日の昼ごろ、東京・北区の赤羽警察署の交番に、「夫を殺した」などとさいたま市の53歳の妻が出頭し、警察署の警察官らが話を聞きましたが、妻がほほえみながら一貫性のない話をしていたことなどから、妄想だと考えてそのまま帰したということです。
妻は翌日の午前1時すぎにも同じ交番を訪れましたが、対応した警察官らは同様に妄想だと考えて帰し、先月13日になって埼玉県警から警視庁に、自宅から夫の遺体が見つかったと連絡があり、不適切な対応だったことがわかったということです。
その後、妻は70歳の夫の遺体を放置したとして死体遺棄の疑いで逮捕され、起訴されました。
この問題では事実確認や上司への報告を怠っていたということで、警視庁は、「上司への報告や110番通報をして組織の捜査にのせることなど、職員への指導・教養を徹底して再発防止に努めたい」としています。
妻は翌日の午前1時すぎにも同じ交番を訪れましたが、対応した警察官らは同様に妄想だと考えて帰し、先月13日になって埼玉県警から警視庁に、自宅から夫の遺体が見つかったと連絡があり、不適切な対応だったことがわかったということです。
その後、妻は70歳の夫の遺体を放置したとして死体遺棄の疑いで逮捕され、起訴されました。
この問題では事実確認や上司への報告を怠っていたということで、警視庁は、「上司への報告や110番通報をして組織の捜査にのせることなど、職員への指導・教養を徹底して再発防止に努めたい」としています。