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めざすのは野生動物のような、自然治癒力
―体質改善はどのように進めていくのですか?
免疫力へのアプローチとして大切なことですが、基本は食事や栄養など生活習慣の指導です。世の中にはマクロビオティックやゲルソン療法、玄米菜食、ローフードなどさまざまな食事療法がありますが、その方の体質や状況に応じて向き不向きがありますから、一概にどのやり方を勧めるようなことはしていません。一日何食がいいかも、その方によるんです。「一日3食が体に良い」というのは思い込みに過ぎませんから、自身の体が求めるように自然に任せることができれば、それが一番なのです。
―自然、でよいのですか?
そのとおりです。人間は、頭で考えすぎて変な方向に行きがちですよね。自然界の動物は何やかんやと考えたりはしていません。食べたい時に食べたい物を食べていて病気にならないのが普通で、私がめざすのもそういうことなんです。食事療法の究極は、食べたい時に食べたい物を食べて勝手に健康になるのが目標ですと、最初に患者さんには言っています。不思議なもので、体が必要と思わなくなると、余計な物も食べたくなくなるんです。ですから当院では食事指導も、あれを食べて、これを食べないでなどと手取り足取りではなく、「思い込み」を外していけるよう、話をしていくところから始めます。
―患者側の理解が必要なのですね。
「本気度」ですね。ご自分がどうなりたいのか、本当に健康になりたいと思われているのかが大事です。初診の時にそれは如実で、「この治療をしてください」というだけであれば治療の手配だけで数分で終わることもありますし、問題意識をお持ちの方は積極的に質問をされて、どんどん深い話になっていくこともあります。私は、冷たいようですが、自分のほうから「こうしたらいいんじゃないか」と説得するようなことはしていません。実は、以前はいろいろな情報を小まめにプリントして患者さんにお渡ししていたんです。でも、患者さん自身が求めていることでないと、いくらお渡ししても実践はされないんですね。主体的にならないと行動には結びつかないものですから、本気で求められる方には私も本気で対応していきます。