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東京メトロ表参道駅から、ブランド店やおしゃれなカフェが並ぶ街並みを歩いて4分ほど、閑静な住宅街になじむ白いビルの1階にある「表参道首藤クリニック」。中に入ると、明るめのフローリングやナチュラル系のインテリアでホッとする空間となっている。ここでは自費診療を中心に、患者自身の免疫力を高めることをめざした治療やカウンセリングが行われている。従来の医療機関と大きく異なるのは、院長である首藤紳介先生自身の経験も踏まえて、「薬に頼らない」ことだという。それはなぜか、薬に代わるものは何なのか、自院で行う医療についてを忌憚なく語ってもらった。
(取材日2016年10月20日)
化学物質である薬に頼っても、根本の解決にはならない
―薬に頼らない医療を実践されているとのことですね。
必要な時には使いますが、最低限にとどめています。薬での治療というのは対症療法でしかなく、言葉は悪いですが、時間稼ぎにしかならないのではと思うんですね。本質的な体質改善を行わなければ、根本的な解決にはなりません。そもそも薬というのは化学物質で、自然界にあるものではありません。つまり、代謝ができず、体内にずっと蓄積していってしまうのです。そうした影響が臓器の機能不全につながったり、ひいては、がんなどの病気をもたらす遠因になっているともいえるのではないでしょうか。
―そう伺うと怖いものですが、患者の立場からすると、つい薬をお願いしたくなります。
「病院イコール薬を出してもらう場所」のように思われてしまっていますよね。当院では小児科の患者さんは全体の5%程度で、アトピー性皮膚炎で受診される方も多いですが、薬に頼らないということをある程度ご理解いただけているかと思います。風邪などお子さんの病気の場合、お母さん方は薬を求められますが、当院では、「危険があれば必要な対応はしますが、薬が不要と判断できる状況であれば、このまま様子を見ていてください」とお伝えします。すると、そのうちにご自身で薬の要不要やどう対処すべきか判断できるようになるんです。ですから、当院の考えが理解できてくると、受診回数も少なくなります。熱が出たら薬を飲んで、鼻水が出たらまた薬を飲んで、を繰り返しても薬が体内に溜まっていくだけで、健康にはなれません。食品添加物には敏感なのに、薬という化学物質には無頓着なのは矛盾していると思うのです。
―薬が健康にしてくれるわけではないのですね。
元来、人間には自己治癒力があるものです。野生の動物は、がんなど人間がかかるような病気にはならないでしょう? 最近は飼い犬や飼い猫などペットがそうした病気になりますが、人間と同じような生活をしている弊害なのだと思います。それに、飼い主のストレスを、ペットが受け取ってしまっているという側面もあるかと思います。これは人間にも言えることで、親子関係などのコミュニケーションがうまくいっていないと、無意識のうちにそれが病気として表れることがあります。親に愛されたいとか、あるいは恨むような気持ちが潜在的にあって、メンタルに影響を及ぼすといったようなことですね。こうした、直接的ではなくても将来病気を引き起こす原因を避け得るコミュニケーションスキルを学ぶための、親子やカップルを対象としたセミナーも行っています。