若者ら怒り NHKが“テレビなし世帯”から受信料徴収を画策
NHKが「TVなし世帯」から“ネット受信料”を徴収しようとしている。NHKは今年2月、2019年のネット同時配信開始を見据えて「NHK受信料制度等検討委員会」を設置。今月27日、その中間答申案がまとまり、テレビがない世帯を対象とする別の受信料契約を新設することが盛り込まれた。
「すでにNHKはワンセグ機能付き携帯電話もテレビ受信機と見なして、受信料契約を求める訴訟を起こしています。“テレビ離れ”でスマホしか持たない若い世代に受信料を払わせようとしているのは明らかです。検討委ではネット視聴用アプリをダウンロードした人を受信料徴収の対象にする案が出ているようですが、“過去のNHK番組見放題”といったキャンペーンを打てば、思わずアプリをダウンロードしてしまう若者も出てくるでしょう。“テレビなし世帯”の囲い込みに成功したら、次は受信料の支払い義務化に踏み切ると思います」(放送ジャーナリストの小田桐誠氏)