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♪「Pon pon pon…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♪「夜の酒場で Lonely」
♪「あの娘 今頃どうしてる?」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
1966年6月30日。
3日間にわたるビートルズの日本公演がスタートしました。
当時 日本にいたファンは推定300万人。
警視庁は延べ3万5,000人を動員して全国から押し寄せるファンに備えました。
ちなみに私は ポールが好きです。
(富)うん おいしい。
何が めでたいのかしらねぇ。
♪~
(いびき)
(置く音)(元治)はい あがった!
(秀俊)あがってませんよ 何も。はい まだ あがってない!
何だ それ。うるせえ。
(あくび)
(あくび)
(鈴子)もう 高ちゃんあくびは うつるんだからね。
(高子)えっ? すみません。
(みね子)すみません。
しかし まぁビートルズ 3日もやるなんてねえ。
ハハハ… 体もたないわ こりゃ。
ですよねえ。そんなにやらなくていいのにね。
ですよねえ。
(宗男)あ~…。
(宗男)うまいねぇすずふり亭のハヤシライスはねえ。
元気だねぇ 宗男さんは。
悪いな すみませんね。
俺は ほら 昨日 赤飯 食ってがら今まで寝でたかんね。
あっそ。
悪いね 俺は今 ほらV・A・C・A・T・I・O・Nヴァケーションだからね ハハハハ!
そうですか。
まぁ でもいよいよ 今日なんだね。
おう 歴史的な一日だ。
今日という日を よぐ覚えでおげみね子! みんなもね!
そうなの?(宗男)そうだよ。
ほら あるじゃないすか歴史的な日っつうのが。
あん時自分は どこで どうしてだかそういう話で盛り上がれる日っつうのがさ。
最近だと オリンピックとがさ。
んだね。あるねえ。
あれだね この先 ビートルズが来た時何してたのかっていう思い出話になったとしたらさ…。はい。
ハハハ! みんな あ~ 眠かったねえっていう思い出になるんだろうね。
そうですねえ。
あど お赤飯の匂いとか思い出すかもしんねえですね。
あん時 お赤飯つくったねえって。みんなでね。
はい。(鈴子)そうよねえ。
楽しいねえ それもまだ。 ねえ!
まぁ 腹立つな あいつは。違うんだよなぁ。
何を争ってるんですか?一体 先輩は何を目指してるんですか?
(元治)さぁ。
(省吾)あ~!(元治)えっ?
(秀俊)ど… どうしたんですか?(省吾)えっ?
(省吾)いや 今 こっち見てた。(2人)えっ?
(省吾)何あれ? びっくりした!
(元治)誰も いないですよ シェフ。
寝ぼけてんじゃないすか?しっかりして下さいよ。
あぁ…でも 終わったら 帰んねえとな。
田んぼも畑も心配だしちびたぢもな。
滋子さんは心配じゃねえの?
あいづは おめえ地球が滅びでも死なねえよ。
言いつけるよそういうこど言うと。ハハハハハ!
本当に もう…。
あっ!? 滋子さん…。
まだ おめえ そんなテレビのコントじゃねえんだがらよ 冗談…。
わぁ~!何だよ おめえ どうしたんだ?
それより ごめんなさい。
滋子さん! フフフ!
(滋子)久しぶりだな みね子。元気だったか?はい!
何か ちょっと 垢抜げで…。えっ?
そうでもねえが! ハハハハ!ハハハ!
(滋子)あっ みね子がお世話になっております。あの…これ つまんないもんですがうぢで取れだトウモロコシ皆さんで食べてみで下さい。
(鈴子)まぁ それは どうも。
滋子さんちのトウモロコシおいしいですよ。
(鈴子)ありがとうございます。いえ。
おまげに変なのまで お世話になって。
(鈴子)あっ いいんですよ フフフ!
うわっ さっきの。(秀俊)えっ?
(省吾)あっ 何でもない。あっ 逃げてる!
(滋子)宗男さん。はい。
こごさ 座れ。
いやいや 滋子こご 人んちだがらな。
それに お店だがら… な! な!
今 お客さん いないからいいのよ 好きにして。
好きにさせちゃダメだ 鈴子さん!いいがら 座れ!
はい。
行ぐのが? ビートルズ。
おう 行ぐ。
(滋子)これ 着てげ。
えっ?
わっ! わっ!うわっ!
(鈴子)まぁまぁ すてきね~。
♪~
滋子!おめえ つくったのが? これ。
んだ。ハハハ!
♪~
(一同)お~!
(秀俊)あっ!(鈴子)どうした? ヒデ。
(秀俊)いや あの…。
ハハハ! いや あの…。(宗男)滋子。
つづりが違ってっと。
Bの次は Eだっぺ。
(高子)あぁ…。(鈴子)あら そうなの? え~?
あっ あ~! あ~ んだがぁ!
はい 間違えちゃいましたね滋子さん。
正しくは…。
(2人)THE!(3人)BEATLES!
Iが余計でしたね。
あ~ あ~! あ~!
滋子~!
最高だよ 滋子!
愛(I)が あふれてっぺ! な!
(鈴子)うまい!(高子)ん?
今のは認める。
武道館 行ぐが? 滋子!
いいのが?おう!
♪~
(宗男)滋子~!
<お父さん。愛が あふれています>
<ビートルズって やっぱし すごいです>
(拍手と笑い声)
(元治)いいじゃん いいじゃん。似合ってる?
似合ってる 似合ってる。(宗男)やった。
チケット 余ってませんか?お願いします!
チケット 譲って下さい。お願いします。
大丈夫か? もうちょっと。
♪~
大丈夫か? 滋子 こっち。
ここから奥には入れませんチケットがない方は。
こっち 無理だ あっち あっち。あっち 行くぞ。
♪~
宗男さんだけでなく全国から 若者が 家出同然で武道館に駆けつけましたがチケットなしでは 近づくことさえ許されませんでした。
ビートルズ滞在中に なんと6,500人の少年少女が補導されたそうです。
(宗男)大丈夫か? もうちょっとだ。もうちょっとだ。
・(歓声)
(歓声)
・(MC)「ウェルカム ザ・ビートルズ!」。
・(歓声)
おぉ!
おぉ! 揺れでっど 武道館が!
あぁ んだな。
・(手拍子)
ありがとう! ビートルズ!
俺は 笑って生きてっとう!
俺は 俺は 笑って生きてっとう…。
おめえも生ぎろ~!
ありがとう!
ありがとう!
ありがとう! イエ~イ!
(歓声)
♪~
チケット やんなきゃよかった もう…。
また来およ! ビートルズ!
また来いよ!
♪~
ごゆっくり どうぞ。
始まってますかね。そうね。
今夜は何だか愛が あふれてるね。
はい。
・(祐二)ビートルズ~!
・(啓輔)ビートルズ~!
(祐二)見えんけど 感じっちゃ~!
(啓輔)感じっちゃ~!
♪~
イエ~イ!
ビートルズ!
♪~
ありがとうございました。
(宗男)ありがとう! ビートルズ!