『ハクソー・リッジ』のウソとマコト

Hacksaw Ridge [Blu-ray] 【ネタバレ注意】

 デズモンド・ドス上等兵が、日本軍との戦争のさなかに日本兵を助けたのは本当なのだろうか?

 戦争映画は幾つも観たが、戦闘シーンで涙が止まらない映画ははじめてだった。

 『ハクソー・リッジ』は、米国バージニア州の職人デズモンド・ドスが、モーセの十戒の一つ「汝、殺すなかれ」を胸に刻みながら戦争に臨む話だ。
 1919年に生まれ、2006年に87歳で没したドスの名は、米国中の道路や学校や医療施設に付けられている。米国では知らぬ者のない偉人なのだろう。
 米国だけではない。激戦地であった前田高地(米軍はここをHacksaw Ridge(ノコギリのような断崖)と呼んだ)を擁する浦添の『浦添市史』にも、ドスの活躍は記されている。
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 前田高地の戦闘で、とくにめざましい働きぶりを示したのは、B中隊の衛生兵ドス一等兵。彼はセブンスデー・アドベンチスト教会の信者で、信教上銃はもたないことになっていた。そのため衛生兵に回されたわけだが、高地攻略戦中、他の兵が撃退されても彼だけは頂上にふみとどまり、何回となくロープで、負傷兵を下方に降ろし、洞窟から洞窟にとび回って、負傷者に救急手当てをほどこし、こうして日本軍の猛砲火の中を、実に多くの兵のいのちを救ったのである。彼はのちに議会名誉勲章を授けられた。
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 『ひめゆりの塔』や『激動の昭和史 沖縄決戦』等々、日本映画には沖縄戦を描いた作品があるけれど、米軍の側から描いた映画を観るのははじめてだった。
 日本の映画を観ると、米軍の圧倒的な戦力を前にして多くの日本兵と沖縄住民が犠牲になったことが判るが、本作では米軍にも甚大な犠牲があったことが描かれている。油井大三郎氏によれば、沖縄戦における米軍側の戦死者は1.4万人、負傷者は7.2万人に及ぶという(日本側の犠牲者は18.8万人、うち9.4万人が民間人)。[*1]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン4 ハクソー・リッジ 光沢プリント■「汝、殺すなかれ」の解釈

 本作は、主に次の三つのパートに分かれている。

(1) デズモンド・ドスの信仰と信念が形作られるバージニアでの暮らし。造船所で働くおかげで兵役に就かなくても良かったドスが、戦場の兵士を救おうと決意して軍に志願するまでが描かれる。

(2) 軍隊での試練。過酷な訓練の中、銃を持とうとしないデズモンド・ドスは臆病者として上官や同僚からいたぶられ、その信念が試される。

(3) 大量の犠牲者を出した前田高地の戦いと、神の声を聞いたドスの活躍。

 観客は、最初のパートをある程度の共感をもって観ることができるはずだ。ドス役のアンドリュー・ガーフィールドの魅力もあって、観客はドスに好感を抱くに違いないし、ドロシーへのプロポーズは微笑ましい。

 しかし、二番目のパートになると、観客はこの主人公を侮っていたことに気づくだろう。彼の信念の強さは並外れており、その貫徹ぶりには驚くしかない。上官からの嫌がらせや仲間からの冷たい仕打ち、挙げ句の果てには軍法会議にかけられて犯罪者扱いされようとも、彼は決して銃を手にしない。

 私はこれを「信仰の強さ」ではなく、「信念の強さ」と書いた。
 ドスは「汝、殺すなかれ」という聖書の言葉に忠実であろうとするが、その態度が信仰心のためとばかりは云えないからだ。
 「汝、殺すなかれ」という戒めには、解釈の余地がある。それは必ずしもすべての人を殺すなということを意味しない。劇中、サム・ワーシントン演じるグローヴァー大尉がドスに向かって「戦争は違う」と話すように、米兵にはキリスト教徒が少なくないが、彼らはためらわずに銃を手にしている。

 デズモンド・ドスと同じく伝記映画になった米国軍人で、ドスとは対照的な人物がいる。1941年公開の『ヨーク軍曹』のモデル、アルヴィン・ヨークだ。第一次世界大戦で従軍したヨークは、セブンスデー・アドベンチスト教会と同じく「汝、殺すなかれ」を文字通り厳しく解釈するクェーカー教徒だった。ヨークは訓練期間中に上官のもとへ行き、「汝、殺すなかれ」と教えられてきた自分に人を殺す訓練はできないと伝える。『ハクソー・リッジ』でドスがグローヴァー大尉と話すところにそっくりだ。
 ヨークがドスと違ったのは、上官と話した後に銃をとって戦うようになり、戦場で多くの武勲を立て、名誉勲章をはじめ数々に栄誉に輝いたことだった。[*2]
 ヨークは信仰を捨てたわけではない。「汝、殺すなかれ」という言葉に、彼なりに折り合いをつけたのだ。

 「汝、殺すなかれ」の「殺す(ratzach(ラツァハ))」とは、不法に命を取ることであるという。「汝、殺すなかれ」は、悪意をもって謀殺することを戒めているのであり、敵から仲間や家族を守ったり、悪党を誅殺することは否定していない。[*2]
 だからアルヴィン・ヨークは銃を手にして敵兵を殺すことができた。たくさんのドイツ兵を殺し、捕虜にすることで、戦争の英雄となった。

 グローヴァー大尉が「戦争は違う」と云ったのも、同じことだ。彼の目には、ドスが信心深いというよりも、激しい思い込みに囚われた迷惑者に映ったことだろう。
 だが、ドスの信念は筋金入りだった。甘い言葉も、投獄の恐怖も屈辱も、彼を翻意させることはできなかった。

 訓練シーンの描写は、スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』(1987年)を観た人にはそれほど刺激的ではないかもしれない。『フルメタル・ジャケット』の、精神がおかしくなるような過酷な描写に比べれば、本作のそれはたいしたことではない。
 本作が絶望的なのは、上官だけでなく組織全体が軍事法廷まで開いてドスという人間を押し潰そうとするからだ。信念を口にする限り、彼の自由は剥奪され、刑務所送りという辱めを受ける。そのあまりの境遇に、同じアンドリュー・ガーフィールドが拷問を受ける『沈黙‐サイレンス‐』を連想した人も多いだろう。
 それでも揺るがないドスの信念に、観客は敬服するしかない。

 ここまででも充分に感動的な物語だが、この後、映画はいよいよ第三のパート、沖縄戦の地獄へと進む。


映画パンフレット】 ハクソー・リッジ 監督 メル・ギブソン   キャスト アンドリュー・ガーフィールド, サム・ワーシントン, ルーク・ブレイシー■ドスに助けられた日本兵はいたのか?

 冒頭に「A TRUE STORY(真実の物語)」と掲げた本作は、しかし、必ずしも事実に即しているわけではない。物語をドラマチックに盛り上げ、主人公を英雄的に見せるために、大小の脚色がなされている。

 パンフレットにも書かれているように、母に銃を向けた父をドスが止めるエピソードは、父と叔父の喧嘩を置き換えたものだ。
 映画では、銃の訓練を拒否したドスは拘置され、ドロシーとの結婚式に出られなくなる。だが、現実のドスは兵役に就く前に結婚を済ませており、禁じられたのは海外任務に赴く兄に別れを告げることだった。映画の中の、白衣の天使のドロシーとの出会いはロマンチックだが、現実のドロシーは、ドスと出会ったとき看護師ではなかった。[*3]

 フォート・ジャクソンでの訓練期間中、寝ていたドスが他の兵たちに袋叩きにされる(『フルメタル・ジャケット』でお馴染みの blanket party というやつだ)けれど、実際にこんなことをされた証拠はない。夜中に祈りを捧げていると、靴を投げつけられることはあったようだが。

 特に違うのはドスの戦歴だろう。映画では、訓練地フォート・ジャクソンから沖縄の場面に切り替わり、ハクソー・リッジでドスが75人もの負傷兵を救う働きを見せた後、大日本帝国軍司令官の切腹とハクソー・リッジの制圧まで一気に進行してしまうが、実際には沖縄以前にドスはグアム島とレイテ島で目覚ましい働きを見せ、すでに青銅星章を授与されていた。
 パンフレットの年表によれば、デズモンド・ドスがハクソー・リッジの戦いに加わったのは1945年4月29日。自軍の撤退後も高地の上に踏みとどまり、多くの負傷兵を救ったのが同年5月5日。ハクソー・リッジの戦闘が終了したのは5月9日。ドスが沖縄を去ったのが5月21日。大日本帝国の沖縄防衛第32軍司令官・牛島満中将が自決したのが6月23日と、二ヶ月近い期間である。本作のつくり手は、ドスの沖縄到着から沖縄戦終結までをまるで二、三日の出来事のように圧縮して、映画の躍動感を高めている。
 そのくせ、投げつけられた手榴弾を蹴るアクションシーンは実話だというのだから恐れ入る。

 一方で、重傷を負ったドスが彼を運ぶストレッチャーが来るまで五時間も待たされたことや、ストレッチャーで運ばれる最中に砲撃を受けたドスが傷ついた他の兵士を先にストレッチャーに乗せさせたことや、ストレッチャーが戻るあいだに腕を撃ち砕かれ、それでもその腕で救護所まで這っていったエピソードは削除された。あまりにも凄い話で、観客には信じられないだろうと感じたメル・ギブソン監督が削ってしまったのだ。

 他にも様々な脚色が施されているが、どんなに脚色されても私はそれが本作を損なってはいないと思う。映画が面白くなって、なおかつテーマを深く掘り下げることができるなら、どんどん脚色すれば良いと思う。


 本作では、負傷した米兵を探し回るドスが、途中で出くわした日本兵を手当したり、米兵と同じように日本兵まで高地の上からロープで降ろして救護所に運ばせた描写がある。
 これがどこまで事実なのかは判らない。ドスが日本兵をロープで降ろしたことを裏付けるものはないという。
 だが、何人かの米兵は、米軍の包帯で手当てされた日本兵を目撃している。[*3]
 あの戦場で米軍の包帯を持っていたのは誰か。敵味方に関係なく、一人でも多くの人を救おうとしたのは誰だろうか。

 映画を作るに当たって、真偽のほどを詳細に調べて再現することは必ずしも最優先ではないと思う。
 私が重視したいのは、敵であっても助ける描写が必要であると、映画の作り手が判断したことだ。あたり一面、米兵と日本兵の死体で埋め尽くされた戦場で、そんなことが行われていたという物語を紡ぐことに意義があると、作り手たちは考えたのだ。
 「汝、殺すなかれ」という聖書の言葉を、多くの人は敵や悪なら殺してもいいと解釈してきた。しかし、敵だの悪だの考える前に、誰だろうと分け隔てなく救った男がいた。その物語を広め、共有することこそ、今の世界に必要だと作り手たちは考えたのだ。
 篤い信仰心を持ちながら多くの敵を倒して英雄になった1941年の物語とは、まったく逆の英雄像が今求められているのだ。

 私はそこに大いに共感した。それゆえに涙が止まらなかった。

 戦争が終わっても、デズモンド・ドスは壊れた腕のために大工に戻れなかった。そして、怪我の後遺症と、レイテ島で患った結核のために、長い長い闘病生活を余儀なくされたという。


参考文献
[*1] 2017年公開時のパンフレット
[*2] 星川啓慈  『戦争と文化(17)――聖書には「汝、殺すなかれ」とあるのに、どうして、ユダヤ=キリスト教は戦争や暴力行為を後押ししてきたのか?
[*3] History vs. Hollywood "Hacksaw Ridge vs the True Story of Desmond Doss, Medal of Honor"


Hacksaw Ridge [Blu-ray]ハクソー・リッジ』  [は行]
監督/メル・ギブソン
出演/アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング レイチェル・グリフィス ヴィンス・ヴォーン ナサニエル・ブゾリック ルーク・ペグラー
日本公開/2017年6月24日
ジャンル/[戦争] [アクション] [ドラマ]
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【theme : 戦争映画(第二次世界大戦)
【genre : 映画

tag : メル・ギブソン アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング レイチェル・グリフィス ヴィンス・ヴォーン ナサニエル・ブゾリック ルーク・ペグラー

⇒comment

No title

> あまりにも凄い話で、観客には信じられないだろうと感じたメル・ギブソン監督が削ってしまったのだ。

「真実の物語です」と宣言してから始まってるので、いきなり宇宙人が出てくるとかじゃなければ、お客は疑ったりしないと思うんですけど、逆に信じるが故に話を踏み外してしまう可能性があると思います。「汝、殺すなかれ」精神を実現する為に、そこまで自分をボロボロに捨てなければいけないのか。自分の命を大切にしない事が人の命を大切にする事なのか? みたいな疑問を発生させちゃうような展開を拒んだんじゃないでしょうか?
Secret

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