「雨の日」こそ不調をリセットするのに最適だ

所要時間別、疲労を取り除くコツ

雨と生きる知恵を身に付けよう(写真:NUS / PIXTA)

せっかくの休日なのに、外は雨。なんだか外出する気も失せ、気分まで落ち込んでしまうものです。そういえば、なんだか体も重いし、肩も腰も少し痛い気がする……。

普段頑張りすぎている人ほど…

実はそれには理由があります。雨の日は自律神経の乱れが不調となって現れやすく、普段頑張りすぎている方ほど、だるさや頭痛を感じやすいのです。雨は、不調を見つけ出すリトマス試験紙でもあるのです。

筆者は日々、研究と対面でのカウンセリング、そしてカウンセラーの育成を通して日本人のストレスや疲労と向き合っています。その中で感じるのは、この時期のストレスや疲労と上手に付き合える人は、「雨を効果的に利用できている人」が多いということです。

1年の中でも雨の多いこの時期に、日頃の疲労をリセットし、日々のパフォーマンスを上げるコツとして、雨を利用してみてはいかがでしょうか。

上手に活用すれば、しぶとい疲労感も体の重さも、すっかり取り除くことができます。きっと仕事の効率が見違えるほどよくなるはずです。

そのコツを所要時間別に、いくつかご紹介しましょう。

●ケア時間 1分~
【雨音を聞く】

雨を有効活用するいちばん簡単な方法は、雨音を聞くことです。

雨音に静かに耳を傾けることは、実は脳に、非常によい影響を与えることがわかっています。血液循環や内臓の働き、ホルモン分泌を司る脳(間脳)が、雨音によって活性化されるのです。

この原理は、一時期話題になった、扇風機の「1/fゆらぎ」と同じ効果です。自然の不規則なリズムが、脳の調子を整えてくれるわけです。それで、リラックスして雨音を聞いた後は頭がスッキリするだけではなく、体まで調子が整っている、ということになるのです。

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