大阪市 ヒアリ発見で注意喚起徹底など確認

大阪市 ヒアリ発見で注意喚起徹底など確認
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強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が神戸港や名古屋港に続いて大阪港でも見つかったことを受けて、大阪市は5日、担当者を集めた緊急の会議を開き、周辺住民への注意喚起を徹底することなどを確認しました。
先月30日、大阪・住之江区の南港で専門家が緊急調査をしたところ「ヒアリ」が確認され、殺虫剤で周辺の駆除をした結果、国内で初めてヒアリの女王アリの死骸も確認されました。
ヒアリは先月以降、神戸港や名古屋港、それに大阪港で相次いで見つかっています。

大阪市は5日、危機管理室や教育委員会などの担当者を集めた緊急の会議を開き、今後の対応を検討しました。
会議では市立の小中学校や幼稚園、それに保育所に対し、芝生などで遊ぶ際に注意するよう通知したことが報告され、ヒアリが見つかった場所の周辺住民に対し、市のホームページなどを通じて注意喚起することを確認したということです。

大阪市はヒアリとみられるアリを見つけた場合は、市の環境局に通報するよう呼びかけています。

また、市は今後、ヒアリが周辺で繁殖していないかどうかなどの国の調査に市の職員を派遣するなど連携を強め、対策を進めることを確認したということです。