名古屋城木造化の基金条例成立
名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、市民から寄付金を募るための条例は、4日の市議会で採決が行われた結果、賛成多数で可決・成立しました。
この条例案は名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、市民から寄付金を募って建設費用の一部にあてようと、新たな基金を創設するためのもので、名古屋市の河村市長が提出していました。
6月定例議会、最終日の4日、本会議で採決が行われた結果、共産党を除く、各会派の賛成多数で、可決・成立しました。
また、4日の本会議では天守閣を木造で復元した後にどのくらい入場者数が増えるか調査するための費用などを盛り込んだ今年度の補正予算も可決・成立しました。
本会議のあと、河村市長は、記者団に対し、「名古屋の人たちにとって郷土愛のシンボルである名古屋城を本物に戻そうと、多くのお金が集まると思う」と改めて期待感を示しました。
名古屋市は条例の成立を受けて、7月下旬ごろから寄付の受け付けを始めたいとしています。