今週のお題「テスト」
モンキーダーツ(またはモンキーポートフォリオ)って知ってますか?
わたしは最近知りました。
投資の用語で、ようはプロの投資家が選んだ株と、サルがダーツを投げて決めた株で結果に大差はないってことらしいです(あるいはサルの方が成績がいい)。
「専門家」と名乗る人たちとサルが一緒…。
たしかに株はランダムに動くらしく、はじめから結果がわかるはずないでですし、
わかってたら、一人でこっそりやるはずです!
プロでも正解がわからないものを選ぶのは、難しいですね。
さて、お題は「テスト」。
テストの解答がわからないとき、どれだけの人が「えんぴつを転がして」答えを決めているんでしょうか。
わたしの場合、答えがわからないときは、周辺の"言い回し"をヒントにしたり、"数字の並び"から法則性を見出したり(2が続いてるから、今度は1、みたいに)して、答えを決めています。
それでも解答用紙に書き込むときには、確信に満ちあふれているのが不思議ですが。
だからわたしは、テストでえんぴつを転がしたことがありません。
そして時は流れ、テストを受ける機会は少なくなりました。
でも、仕事や暮らしの中で、わからないことに対して解答を求められる機会はむしろ増えたような気がします。
そうした"設問"に対し、周辺情報からヒントを得たり、法則性を見出したり、テストの時と同じアプローチで"解答"を探します。
きっと、えんぴつを転がして決めることはできない性格なんだと思います。
って、あれ?
でもこれって、モンキーダーツと一緒?
「解答がわからない設問」を当てるのは、えんぴつを転がしても、考え抜いても確率的には大差はない…
ってことは私なりに正しいと思って決めたことでさえ、本当は成果に違いはなかったのかも?
株の話のときは素直に納得した私ですが、どうもこれには納得ができません。
悩んで悩んで悩み抜いて選んだものが、サルがえんぴつを転がした場合と同じだなんて。
悩みの過程の中にこそ大切な何かがあるとは思います。
ですがどうも事態を飲み込めません。
釈然としないまま、えんぴつを転がせないわたしは、きっとこのさきも悩み続けるのでしょう。