たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

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40歳から始める米国株投資術

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40歳から始める米国株投資術

 投資は知識と経験がモノを言いますから、20代の早いうちから始めたほうが良いというのが、たぱぞうの私見です。

 

 しかし、そうはいってもがつがつ働き、家族を養いという生活スタイルだと忙しくて投資の知識を蓄える時間がほとんどありません。もともと興味がある人は別ですが、ほとんどの人にとって投資は興味対象外でした。

 

 それは、やはり投資の持つ闇の面が話題になるからです。

  • FXでなけなしの数百万を溶かした話
  • 新興株の信用取引で強制ロスカット、退場させられた話
  • カツカツの住宅ローンで泣く泣く持ち家を手放した話

 このような話が枚挙にいとまがありません。これは、本来投資の王道であるはずのトピックスや日経225といった指数が低迷してきたことと無関係ではないでしょう。コツコツ投資に適した指数が無かった、買えなかったというかつての状況が響いています。

 

 また、住宅ローンを始めとする借金は、日々のキャッシュフローと見比べて取り入れれば生活を豊かにします。しかし、キャッシュフローを甘めに見積もってしまうと、家のために生きるということになってしまいます。

 

 そういう意味では、資産運用の王道とは以下を踏まえることではないでしょうか。

  1. 適切な指数に連動した商品にコツコツ投資をする
  2. キャッシュフローを踏まえた投資をする

 1「適切な指数に連動した商品にコツコツ投資をする」

 適切な指数は、将来にわたって上昇する指数ということになります。しかし、誰にも将来のことは分かりません。未来を確実に予想できる人はいません。そのため、私たちは過去の数字、データに着目して投資をします。

 

 過去100年以上に渡って上昇してきた数値、それがS&P500などに代表される米国市場連動指数ということになります。

 

 2「キャッシュフローを踏まえた投資をする」

 多くの人にとって最も身近な借金、レバレッジ投資が住宅投資です。この考え方は大事で、借金が問答無用で悪というわけではないということです。事業を回すためにほとんどの企業は借金をして設備投資をしています。

 

 これと同じように、例えば住宅・事業・不動産などへの投資をすることは、適切ならば、やはり私たちの生活を豊かにする投資術だということです。

 

 ただ、これが一段難しいのはそのキャッシュフローの見積もりが正しいかどうか、そこに齟齬があると一気に破綻してしまうということです。

 

 たぱぞうの米国株投資で紹介しているIVV・VOO・VTI・VYMといった商品は1「適切な指数に連動した商品にコツコツ投資をする」を満たしています。現物でこれらをゆっくり買い進めていくというのが1つの王道ということになるでしょう。

 

 借金、つまり信用取引はかつて売りをやっていましたが、今はやっていません。現物の買いで十分確信が持てるからです。こういったことを踏まえて、ご質問を紹介します。

40歳で投資初心者。2000万の手元資金を投資に回したい

 初めまして。米国投資を実行したいと思い、調べているとこちらのサイトを見つけました。毎日勉強させていただいています。


 自分は今年40歳、恥ずかしながらこの歳になって資産運用を真剣に考えるようになりました。


 そこで相談なのですが、現在の貯金2000万の運用方法をアドバイスいただけないでしょうか。素人ながら検討した結果は下記です。NISAも満額残っていますのでどの銘柄に利用するのが良いでしょうか。


・VOOまたはVTI500万
・VYM500万
・PFF500万+銀行貯金500万。または銀行預金1000万です。

 たぱぞうさんでしたら手元に2000万あったらどのように資産運用なさいますか。
お忙しいと思いますが、ご教授いただけたら幸いです。よろしくお願い致します。

2000万円からの投資術

 ご質問ありがとうございます。ここに示す回答は1つの考えです。

 

 今まで様々なサイトをご覧になって、知識を蓄えられたとのこと。それを継続されるのが良いと考えます。

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 人は儲かっているときは特に助けを必要としません。しかし、これからいつか訪れる下落相場の時、損失を出している時、このときに誰しもが判断を誤りがちです。リーマンショックのころに比べて今は海外投資をする人が増え、良質のblogも増えました。

 

 少なくとも株式投資に関する限り、今の数々のblogの質というのは非常に高いと私は思います。それらの共感できる、考え方が近いblogを巡回するうちに、下落相場の正しい身の処し方も見えてくるのではないでしょうか。

 

 そうやって知識と経験の不足を補っていくというのが理想です。いきなり暗い話をしましたが、私は投資に関しては割といつも最悪を想定して取り組みます。まあそういう人なんだと思って読んでいただければと思います。

 

 次に中身について触れます。まず、VOO・VTI・VYMに着目されたということ、私もやはりそうします。PFFは良い商品ですが、スッパリと私は先日売却しました。したがって、ここでは入れないことにします。

 

 ただ1点だけ、一気に500万投入となると考えてしまいます。

 

 投資対象の分散はETFですので比較的されますが、時間の分散がされないからです。ですから、私ならばここはNISA枠を活用したり、1か月に50万など決めて時間の分散を図ります。1か月で50万買い進めると、1年で600万円です。ちょうどよいペースではないでしょうか。

 

 NISA口座以外は買い付け手数料がかかりますから、少額すぎると手数料が占める割合が気になります。50万というのは悪くない数字だと思います。

 

 買い進めていく中で、給与からの追加投資、配当再投資ということになってくるでしょう。その中でも、ポートフォリオ上の10%から20%のキャッシュポジションというのは重要な意味を持ってきますから、この割合を意識して機械的に買い進めていく形をとります。

 

 実際に自分が投資を始める前と始めた後では、興味の深さや関心度合がガラリと変わります。まず少額買い付けて知識をさらに増やしつつ、実経験を並行して積むというのが理想だと考えます。

 

 あくまで私見ですが、もしご参考になれば幸いです。

 

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 金額は違いますが、考え方は基本似ています。

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 バンガード創始者であるボーグル氏は米国集中投資を実行しています。

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