大阪で見つかったヒアリ 女王アリと確認

大阪で見つかったヒアリ 女王アリと確認
強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が大阪・住之江区の南港で見つかり、その後、周辺では女王アリと見られるアリが見つかりました。環境省によりますと、このアリはヒアリの女王アリと確認されたということです。
環境省によりますと、ヒアリの女王アリは、およそ50匹の働きアリとともにアスファルトの割れ目の土の中で見つかったことから、ヒアリがこの場所で繁殖していた可能性もあるということです。

一方、形づくられるまでに2、3年かかると言われるアリ塚は、これまでのところ確認されていないということで、環境省は、繁殖していたとしても初期の段階と見られるとしています。

環境省は、5日に大阪港に専門家や職員を派遣し、ヒアリが周辺に広がっていないか、緊急調査を行うことにしています。

環境省「この場所で繁殖していた可能性も」

環境省によりますと、ヒアリの女王アリは、およそ50匹の働きアリとともにアスファルトの割れ目の土の中で見つかったことから、ヒアリがこの場所で繁殖していた可能性もあるということです。

一方、形づくられるまでに2、3年かかると言われるアリ塚は、これまでのところ確認されていないということで、環境省は、繁殖していたとしても初期の段階と見られるとしています。

環境省は、5日に大阪港に専門家や職員を派遣し、ヒアリが周辺に広がっていないか、緊急調査を行うことにしています。

専門家「徹底的なモニタリングを」

ヒアリの女王アリが確認されたことについて、北海道大学の東正剛名誉教授は「外国から入ってくるアリが定着するかどうかについては、女王アリがいるかどうかが重要なポイントになる。女王アリが働きアリを大量に産み、さらに、羽を持った次の世代の女王アリまで生まれてくると広範囲に分散し、根絶は困難になってくる。定着を防ぐために周囲でのモニタリングを徹底的に行うことが求められる」と話しています。