これまでの個人的な医者のイメージ
私自身、これまで幸せにも大きな怪我や病気もなく、ほとんど街のお医者さんにしかかかったことが無いものですから(たまに大きな病院で検査をしたことはある...)
内科や耳鼻咽喉科、眼科や歯科、消化器科など色々ありますが、3時間待ちの3分診療で、「はい、お薬だしておきますね」で何千円、3割負担なので実際には一万円とか儲かるなんて良い商売だな~と正直思っていた訳です。(皆が皆、そんなではないことは、漠然としてではありますが承知しておりますが)
イメージが変わったきっかけ
最近、身内が結構大きな手術を行うことになったのがきっかけでして。実際、朝の9時から18時まで、約9時間の手術でした。
それだけの手術ですから、大量の出血もありますし、何が起こるかなんて実際やってみないと分からないわけです。
我々も控え室で待っている間、ものすごく不安で、でも中でうまく進んでいるのか?何か不測の事態でも起こっていたりはしないか?など、気が気ではなく、精神的にものすごく消耗しました。
9時間もの手術。生命もかかっているわけですから、麻酔医含め執刀される先生は大変な集中力と精神力、体力が要求されると思います。待っているだけでもこの疲労感。この時に、感謝と同時に医者って大変だなと実感したわけです。しかも、この一回きりではなく、患者は次から次とやってきて、これを繰り返す日々が続くわけですから、これは大変だと。
看護士さんについて
手術後、集中治療室に移ったら、今度は医師を含め看護士さんが昼夜を問わず面倒を見てくれるわけです。これも大変。
患者によっては、本当に目を話せない状態の方もたくさんいるはずで、気が抜けない...状態を確認しながら点滴や痛み止めや、色んな薬を間違えることなく医師の指示通りに投与していく。本当に凄いです。
一般病棟に移っても、しばらくは点滴が続いたり、排泄の処理や何から何まで、もうほとんど介護の世界では?と思うようなことまで献身的に、そして明るく気丈に振る舞いながら、着実に仕事をこなしていく...
一体、何が彼や彼女達を支えているのかは僕には到底分からないけれど、今回の経験を通じて、本当に頭が下がる思いをした次第。
一般的に、過酷な環境のわりに賃金も高くないような話を聞いたりもする中で、もし本当にそうであるならば、心から環境の改善を願ってやみません。
(注)決して勤務医以外を批判している訳ではありませんので念のため。
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