クレジットカードの人が面白いこと書いてた。
年収が高い人ほど格安スマホを使い、年収が低い人ほど格安スマホを使っていない…という、政府の思惑とは真逆のアンケート結果が出た話。 - クレジットカードの読みもの
僕も同じような「思惑とは真逆」な結果が出て頭を抱えている。
それは「貧しい人・学歴のない人ほど、知識を得ること・交流することに消極的」ということだ。
料金は「お気持ち」のブログレッスンにて…。
というのも、僕はブログ以外の場所で、実際に人と会ってブログを教えている。
【求む】ブログ教えるからメシおごって!! - かくいう私も青二才でね
世の中では「人と会って、1時間みっちり相手をする仕事」の多くは、1時間5000円ぐらい取ることが多い。
占いでも、マッサージでも、女の子とお酒を飲むお店でも思い出してもらえばいいと思うんだけど…ああいうものはだいたい5000円は取ってるお店が多い。
有資格者や実績がある人気者だと1時間5000円じゃ効かないことも多い。
自分の場合は、「ご飯を奢ってもらったあと、喫茶店に入ってブログを教える」という方式。
だから、2時間3時間みっちりやって「平均5000円」。相場から見るとかなりリーズナブル。
「平均」の理由は、飲食店・喫茶店でおごってもらった金額。
5000円分飲み食いしていないことも多く、3000円以下の時もある。
逆に1万円分接待してもらった時もあるので、実質的には「お気持ち」である。
お気持ちだからこそ、経済事情に配慮できるし、余裕のある人には上乗せでもらうこともできてる。
「上乗せ」が特に美味しくて、僕が貧しいのに、おいしいものにありつける理由はこの「上乗せ」のおかげだから、時々おごってくれる人・レッスンを受けてくれる人には感謝するばかりだ。
一方で、お気持ちにしている意図が、本当に配慮すべき人に伝わっていないのをモドコかしく思っている。
「お昼にラーメンの全部のせをおごって、ドトールでラテをおごるだけなら2000円程度。それで、ブログ運営のいろはがわかるのに、なぜその2000円の価値がわからない!?
俺が言ってることをプロから教わればマン単位かかるし、独学で勉強したら2・3時間どころか1年以上かかって、やっと俺の言葉に気づく人さえいるのに、どうしてモノの価値がわからない!」
と言い続けている。(身内の人はだいたい「そうだね~」と言ってくれるぐらいのことは実際やってる。)
うさんくさいし、キャッチーじゃないことは自分でもよくわかってる。
でも、いいサービスは提供してて、人もポツポツと来てるから、貧しい人・学歴のない人だけが来ないことにもやもやする。
多分、値下げするより値上げした方が、会いに来る人は増える…と思う。
そして、来た人の支払い状況や学歴・職歴を聞いたり、察したりしている限り…若い人ほど高学歴やエリートばかり偏って来てしまうんだよ…。
ありがたいことだけど、ヒエラルキーを逆転させたいがためにやってる部分があるから「格差を拡大してしまっていること」にすごく申し訳なさを感じてる。
一方年配の人はモノの価値がわかる職人肌か、遊んでいる人。
「僕の提示している価格は安い」
「なにもランチにしなくたって、高くてもいいからディナーのほうが都合いい」
と、出し惜しみがないか、物の価値を理解した上でリーズナブルに払うかなので…僕が「お気持ち」というシステムを採用している理由をよく理解して払ってくれる。
だから、学割・U25割をしない。
なぜなら、若手に限って言えば「払える人」「学ぶ自信がある人」しか来ないし、年長者は「お気持ち」というシステムを理解してるから。
すごくいいお客さんに恵まれているけど、それでもこんなこと書いているのは、僕の動機と実態に溝があるから。
と言うのもですね、僕は自分みたいに学歴もキャリアもなく、ブルーワークにも向かない「大人の発達障害者」を支援するつもりでこのブログレッスンを始めた。
「彼らにブログを教えたら、生きづらい彼らの負担や気苦労を減らせるかも…。」
「才能と実力がある人を発掘できたら、その人自身も、ネットも面白くなるから間口は広くしておきたい」
そのために、安くしてる。
…でも、経営的な合理性から言うと、それは損なんだろうなぁ…。
おそらく1時間5000円ぐらいで、ノウハウも2・3時間かけてみっちり教えずに、何回も何回も小出しにして、なんなら12回講座6万円の動画セットとかも作っちゃったほうがきっと儲かるんだと思う。
基本的なことしか教えてないから、12回セット6万円なんてボッタクリだよ?
でも、6万円という価格が逆にありがたみ・真剣味・そのぐらい損をしてもいい人を引き付けて儲かってしまうのだろうなぁ…。
そして、低学歴な人、貧しい人もなけなしの金を出して拝んじゃったりするんだろうなぁ…。 彼らは普段こそ騙されないけど、心が弱くなって藁にもすがる思いになると急になれないギャンブルをしちゃうんだろうなぁ…。
貧乏な人・学歴のない人など文章での書き方やサイトを作り込めることで何か変わる人のために儲け主義には走らないようにしてるけど…そういう人って新しいものに対して保守的なんだよ。
保守的だから、それが格安SIMだろうが、僕のブログレッスンだろうが手を出さない。
現状を保守したところで、低いところで安定するしかないのに…手を伸ばさない。
新しいことをチャレンジするには「自分への自信・余裕」が必要になるが、まずそれがない人が落ちぶれてる。そこが問題だ!!
なんで若い子に限って言うと、高学歴な学生さんばかりが会いに来るかというと…彼らは自分に自信があって、なおかつ楽天的だから。
楽天的だから「なんとかなるさ」という気持ちで新しいチャレンジをするし、実際なんとかする。
いや、ならなかったらならなかったで、キチッと総括して損切りして次の挑戦をしていく。
挑戦に対して強いメンタルを持ってる。
だから、投資も惜しまないし、損をしてもまた挑戦し続けるし、そもそも挑戦心や優秀さから尊敬と情報を集めているから大きな損もしない。
こういう人が新しいものを真っ先に取り入れて得をしたり、人にモノを聞いて視野を広げたりしていく。
一方で、悪い意味で保守的、常識以外のモノ、ありふれたルート・敷かれたレールから外を見ようともしない人は結局高いお金を払い続ける。
あるいは、挑戦するにしても動機が目立ちたいとか、流行りに乗りたいだけだから、本当に質実剛健なモノに投資する視野を持ち合わせず、「意識が高いだけ」で終わる。
質実剛健で地味なもの…物の価値を自分で見抜かないと気づかないものに考えて投資するだけの自信と覚悟がない。
…結局、貧困ってそこなんだと思うんです。
貧乏な家に生まれて…という子どもの格差はしょうがない。
でも、正規のサービスやテレビで人気のものから脱却できない人はそもそも自信や楽観的な視点、自分で考えようとする覚悟がないんだと思う。
正規のサービスやテレビなんてむしろ、お金のある年配者の見方であって、若くて学歴のない人こそチャレンジしたり、無名でも新しいものに活路を見出していかないと、高いお金を払う羽目になったり、不利なルールの世界しか見えなくなってしまうのに…。
挑戦して後悔したことよりも挑戦しなくて、知らなくて後悔したことのほうが多いのよねぇ…。
挑戦したことってだいたいは血肉になって、活きてくるから…。