みなさん、社畜してますか？
仕事中に突然降りだしたゲリラ豪雨、その時に遭遇した、透けブラＪＫの話です。
みなさん雨は好きですか？
アカバネは、仕事中に降る雨は嫌いですが、平日休みの日に降る雨は大好きです「もっとだもっと降れ～」とビールを持ってトトロの舞を踊ります。
ダークサイドに落ちた社畜の精神状態を舐めてはいけません、ギリギリでいつも生きていたいから、貯金もなければ、嫁もいないわけです、ワハハ
そんなダークサイドに落ちた、ダースベイダーアカバネが、見知らぬ幼女に「Ｉ ａｍ ｙｏｕｒ ｆａｔｈｅｒ」と言えば「Ｎｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏ！」と返って来る事でしょう。
何が言いたいかって？
スターウォーズはエピソード４、５、６から観てねという話です。
夕暮れ時に降る雨は、何処か切なくて、思いがけぬ寂寥感に心が包まれます。
その日は、雨が降ったり止んだりを繰り返し、雨にぬれた作業着が肌に纏わり付き、ただただ気持ち悪くて、僕はずっとイライラしていました。
時計の針はすでに１８時を回っており、その日予定していた仕事は全て終わらせていたのですが、少し前に入ってきた緊急依頼が、僕のイライラを更に加速させていました。
雨の日に突然仕事を依頼してきた上に「今日中に来い」と言ってくる、我侭を煮詰めて具現化したような客の存在が、僕をまたダークサイドへと誘っていました。
急いで現場に行きたい心とは裏腹に、雨のため道は渋滞しており、アクセルとブレーキを何度も踏み変えながら、前の車のストップランプが点いたり消えたりするのを、工事現場の誘導灯みたいだなと思いながら見ていました。
雨に濡れて何も見えなくなったサイドミラーをタオルで拭き、一時的に視界が良くなったミラーが、後方から迫るものを映し出しました。
雨の中、傘も差さずに自転車を全力で漕ぐ女子高生の姿でした。
横殴りの雨は彼女に容赦なく降り注ぎ、それでも彼女はペダルを力強く漕ぎ続けます、まさに全力少女。思いがけぬ青春を目の当たりにした僕は、かすかに胸が熱くなるのを感じました。
全身はびしょびしょに濡れて、白い制服が濡れて透けた。濡れた部分が貼り付いて青いブラが露になって、それでも左右に大きく身体を振りながら女子高生は自転車を漕ぐ。
青い透けブラが左右に揺れて、青いイナズマのように瞬いて、渋滞待ちのドライバー達は皆、彼女に幸おおからん事を願いながら、彼女の姿が見えなくなるまで、去りゆく季節を惜しむように見送った。
気付けば、さっきまでのイライラが嘘のように解消していた、彼女の青い透けブラが僕の憂鬱まで吹き飛ばしてくれたのだ、僕も負けてはいられない、もう少しだけこの世界で頑張ってみよう、今日という日の積み重ねが、明日に繋がっているのだから。
おわり
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