気にした事なかったんですけど、「ネタバレ」とか書かないとダメなんですね。
あ、ニイタカヤマです。
微妙にネタバレです。
22年目の告白 私が殺人犯です
入江悠 監督 / 2017年 作品
下の娘が家でぶらぶらしてたんで一緒に見に行ってきました。
久々の映画館での封切り作品鑑賞です。
なんか、他の人のブログ見てたら凄い面白そうだったんで、行こ、って思い立ったんです。
さ、まぁ、あらすじなんかはぼくの守備範囲ではないんで(じゃぁレビューブログ書くな、ってはなしですけど)、けどあらすじくらいは無いと進まないんで…
22年前の連続殺人事件の犯人が、時効のタイミングで名乗り出てああだこうだとパフォーマンスするわけです、あ、藤原竜也ですね。
で、因縁の刑事(伊藤英明)が噛み付いて絡んでいくわけですよ。
そんな話です。
(それだけかい!)
プロットありきの映画です。
パズルの様に伏線やヒントのピースが並んでいます。
でも、それだけだとホントに謎解きパズルになってしまいます。なので、それに気付かさないよう、ドラマをいかに魅せるか、が腕の見せどころですね。
意外に楽しめました。
退屈することなく最後まで見れました。
謎解き部分も良くできていて、途中で犯人がわかっちゃう様な単純なプロットではなかったです。
そして、中盤で観客に大ヒントを与えてくれるんです。
勘のいい人ならこの辺りで真犯人もわかって、全体のストーリーも先読みできます。
本来、一気にシラケてしまうところですが、監督も心得たもので、ここで答え合わせに舵を切ってトントンと伏線回収にかかります。
ここで仲村トオルです。
ともすれば説明的で退屈になりがちな答え合わせパートです。だけど彼の演技でそれをかんじさせません。
藤原竜也のオハコ芸的な演技を、今回は仲村トオルが怪演しました。
で、仲村トオルも良かったんですが、この作品、何と言っても伊藤英明です。
うまいな、ってホント思いました。
隙のない演技とでも言うんでしょうか、なんというか、うまいなって、そんな感じです。
ドラマ部分は伊藤英明におんぶに抱っこ、任せたよ、って感じですね。
藤原竜也は人寄せパンダでしょうか、広告塔。
さすがに伊藤英明一枚では興行的に中々厳しいですからね。
今回は主役は伊藤英明と仲村トオルに譲って、スーパーサブと広告塔的な役割に甘んじた感がします。
韓国ドラマが原案との事です。
だけどそれを感じさせないアレンジが、きっちりとできていました。
ストーリーは良かったんですが、映画ならではの豪快さは物足りなかったです。
テレビ局を舞台にしてる事もあるのか、なんかこじんまりまとまってしまって、これならテレビスペシャルでも良かったんじゃないかとも思いました。
ともあれ、見て後悔する様な作品ではなかった事は確かです。
面白かったです。
現場からは以上です。
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