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プロローグ:スライムは極東に向かう
今日から連載再開です。三章もよろしくお願いします。
アッシュポートを出発した俺たちはシマヅの故郷を目指してゴーレム馬車を走らせていた。
【嫉妬】の邪神の一件があり、アッシュポートにとどまるのが危険なので、休息を兼ねての旅となる。
シマヅの故郷はアッシュポートからさらに東にずっといったところにある。
普通の馬車なら一か月ほどかかるが、ニコラ特製のゴーレム馬車なら、一週間かからない。
それほどまでにゴーレム馬車の性能はいい。
速度だけでなく、馬と違って疲れ知らずなのも大きい。
馬車に揺られながら、俺はうとうとしていた。【進化】の反動のせいだ。
【進化】したあとは、しばらく体調がわるい。
俺は【暴食】の邪神に続いて、【嫉妬】の邪神を食らい【吸収】した。それにより、この身はさらなる進化を遂げた。
今は、オルフェに抱かれている。
ぴゅふぅー、やっぱりここが一番落ち着く。
「スラちゃん、すっごく真っ赤になっちゃったね」
「ぴゅいー」
オルフェの言う通り、一度目の進化により赤くなっていた俺の体は、さらに赤みを増し、深紅のボディになっていた。
今のこの身は、ディザスター・スライムといったところか。
「それにすごっい力を感じるよ。【無限に進化するスライム】だってことは知ってたけど、本当の意味で二回も進化しちゃうのは驚きだね」
「ぴゅっへん」
最下級魔物であるスライム。
だが、二回の進化を遂げたことで、上位の魔物ほどの潜在力を得ているし、ステータスもレベルも高くなっていた。
前とは違い、正攻法での殴り合いでもほとんどの魔物を上回る。
今は魔物というわくを超えて、邪神そのものに近づいているのも感じる。
……今、この瞬間も俺は邪神の力をこの身で【分析】し、研究し続けている。
オルフェの体には、最強の邪神、【憤怒】の邪神サタンが宿っている。
なんとか、制御しているがサタンの力は、オルフェの負担になっている。
このまま放っておけば、オルフェは二十代で命を落とすだろう。だから、なんとかしてやりたい。そのためには、今の状況は都合がいい。
「ねえ、スラちゃん。極東って楽しみだね。私たちの国と全然文化とか違うみたいだよ。シマヅねえさんの作ってくれる極東料理は美味しいけど、本家だともっと美味しかったりするのかな?」
「ぴゅいぴゅー♪」
極東は俺も好きだ。
食べ物が全体的にうまい。
素材の味を生かした料理が多く、俺の口に合うのだ。
それに、あそこはエンライトの姉妹たちの勉強にもなる。
魔術体系がこちらとはまったく違う。オルフェはきっと新しい発見をするだろう。
独自に発達した鍛冶技術、極東特有の鉱石類との出会いはニコラの刺激になる。
そして……。
「シマヅ姉さん、うかない顔をしてどうしたの?」
「なんでもないわ。極東に戻るのは久しぶりだから。少し思うところがあるだけよ」
シマヅは寂しそうな笑みを浮かべる。
エンライトの姉妹全員が、悲劇によって故郷と家族を失い俺に引き取られた。
それは、シマヅも例外じゃない。
そして、このタイミングでシマヅが極東に向かうと言ったのは、けっして偶然ではないのだ。
俺とシマヅがやり残したこと、それもこのタイミングでしかできないことがある。今を逃せば、また数年後になってしまう。
ここで過去を清算したい。その思いは俺も一緒だった。
「シマヅねえ、方角はこっちであってる?」
ゴーレム馬車を操縦していたニコラが、振り向いて口を開いた。
「ええ、問題ないわ。このペースなら、思ったよりはやくつきそうね。途中に大きな湖があるから、そこからは湖にそってぐるって回って」
「目的地は湖を渡った先?」
「そうよ」
「ん。わかった。きっと面白いものを見せられる」
ニコラがにやりと笑う。
なにか悪いことを考えている顔だ。
ああ、そうか。あれをやるんだ。
シマヅは初めてだから驚くだろう。
◇
それから、二日ほどたって、巨大な湖にたどり着いた。
この大陸で一番巨大な湖で、ここを渡った先が極東となる。この湖のおかげで、極東とアッシュレイ帝国は適度な距離感をとれるのだ。
本来なら、湖に住む魔物に船底を狙われる危険を冒しながら湖を渡るか、何日もかけて大きく迂回する必要がある。
「ちょっと待ってて、スラ、ついてきて」
「ぴゅい!」
ニコラと一緒に外に出る。
「スラ、この子をお願い」
「ぴゅふぅ」
馬車を引いている風に見せかけている鹿の皮をかぶった四足歩行ゴーレムを【収納】する。
ゴーレム馬車はゴーレムエンジンで車輪を回して自走するので、四足歩行ゴーレムなど必要としないが、自走式馬車は目立つので、ダミーとして走らせている。
だが、ここから先は邪魔なのでお片付けだ。
邪魔なものがなくなったら、次はゴーレム馬車本体をいじる。
「スラ!」
「ぴゅいっ!(どうぞ)」
【収納】していたパーツと、工具を取り出す。
ニコラが手早く、ゴーレム馬車のパーツを取り換える。
そして、あっというまにゴーレム馬車の改装が終わる。
「ん。完成。これで湖を渡れる」
このゴーレム馬車は初めからパーツの付け替えで、海を渡れるように設計されていたのだ。
通常状態では、ゴーレムエンジンで車輪を回していたが、パーツを付け替えることでスクリューを回すように変身した。
浮力の確保は基礎設計段階でしているし、並みの魔物ではゴーレム馬車の装甲は貫けない。これで魔物がいる湖を乗り越えることができる船の完成だ。
マリン・エンライト時代に、ニコラと二人で共同開発した機能。当時は、悪ふざけのつもりだったが、まさかこの機能を使うときが来るとは。
オルフェとシマヅが馬車から出てきた。
「ニコラ、この馬車は船にもなるんだね」
「驚いたわね。さすがはニコラと父上の共作ね」
「スクリュー式の船は、父さんの発明の中でもかなり先進的。ふつうの船よりずっと早い」
いろいろと苦労してスクリュー作った。
特許をとって公開した技術なので、一部の船では取り入れられている。
だが、このスクリューは特別製だ。水の流れを自動で検知し最適な形状になるように作られているのだ。
さらには、水の中の魔物が嫌がる音を立てるようにしている。
水の中の魔物は厄介だ。木の底程度なら簡単に穴をあけて、水中に人間を引きずり込んで喰らう。おかげで、この湖にはほとんど船が行き来がしていない。
だが、ゴーレム馬車の頑丈さと、このスクリューがあれば恐れる必要がない。
「オルフェねえ、シマヅねえ、馬車にのって。出発する」
二人は頷き、全員で馬車に乗り込んだ。
前輪が回り、水の中に入り、ある程度進むと、スクリューが回転し始める。
ゴーレム馬車が湖を渡る。水上とは思えない速さだ。
俺は馬車の窓から身を乗り出して水をたっぷり吸って水分補給。大量の水はスライムの武器だ。
これだけの大きな湖ならたくさん水をもらっても大丈夫だろう。
それに……。
「ぴゅっぺ!」
たっぷり水を吸い込めば、一緒に魚も獲れる。
水は【収納】して、美味しそうな魚だけを吐き出す。
「うわああ、スラちゃん。美味しそうな魚だね。ありがとう」
「いい加減保存食に飽きてきたところよ。助かるわ」
オルフェとシマヅになでなでされる。
ぴゅふふふ、俺はできるスライムなのだ。
このゴーレム馬車内には簡易キッチンがある。オルフェに美味しい料理を作ってもらおう。
テレパシーが届く。
「ぴゅふ?(終わったのか)」
俺にとっての最高のごちそうが食べ終わったようだ。
偽スラちゃんから、ミッション終了の連絡を受けた。
【嫉妬】の邪神の巨大な死体を食べきるために、【分裂】によって生みだし、無人島に置き去りにした偽スラちゃん。
どうやらちょうど全長一キロ、二千トンもの巨体を食べ終えたようだ。
偽スラちゃんは食事のペースを増やすために、食事によってスライム細胞を増えるたびに分裂して、分裂した偽スラちゃんが邪神を食ってさらに分裂をするという行為を繰り返した結果、今は偽スラちゃんが二百体ほどになっているようだ。
その偽スラちゃん一行が、【飛翔Ⅱ】の能力で翼を生やし、こちらに飛んできている。明日には合流できるだろう。あいつらと一つになれば、俺はキングスラちゃんになれるかもしれない。
研究によって、体積と重さを変えずに”存在の格を圧縮する”そんな手法を見つけた。実験をするのが楽しみだ。
「スラちゃんの獲ってくれたお魚、美味しく仕上げるね!」
「ぴゅい♪」
オルフェが魚を嬉しそうに抱えて、奥のほうに消えていった、きっと今から調理をするのだろう。
こっちはこっちで、楽しみだ。
料理ができるまで、ひと眠りしようか。そんなことを考えていると、シマヅが近づいてきて、耳元でささやく。
「父上、オルフェとニコラが寝たら話したいことがあるの」
「ぴゅい!(いいよ)」
きっと、あのことだろう。
シマヅにとって乗り越えないといけない過去。
父として、この子を支えよう。
そう決意し、俺は頷いた。
さあ、この子たちとの極東の旅、最高の度になるようにがんばらねば!
俺は気合を入れて、スライムボディを震わせた。
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種族:ディザスター・スライム
レベル:30
邪神位階:雛
名前:マリン・エンライト
スキル:吸収 収納 気配感知 使い魔 飛翔Ⅱ 角突撃 言語Ⅱ 千本針 嗅覚強化 腕力強化 邪神のオーラ 硬化 消化強化Ⅱ 暴食 分裂 ??? 風刃 風の加護 剛力Ⅱ 精密操作 嫉妬
所持品:強酸ポーション 各種薬草成分 進化の輝石 大賢者の遺産 各種下級魔物素材 各種中級魔物素材 邪教神官の遺品 ベルゼブブ素材 人形遣いの遺産 レヴィアタン素材 湖の水
ステータス:
筋力B+ 耐久B+ 敏捷B+ 魔力B+ 幸運D 特殊EX
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