宮山大樹
2017年7月4日17時49分
JR東日本は4日、時速360キロで営業運転できる新幹線の新型車両を開発するため、新たに試験車両(10両編成)を造ると発表した。走行試験を繰り返したうえで新型車両を量産し、2030年度に予定される北海道新幹線の札幌延伸までの投入を目指す。
騒音や揺れの原因になるトンネル突入時の圧力波をどの程度抑えられるか試すため、先頭車両を2種類造る。ノーズの長さを、一方は現在国内最高の時速320キロで走る東北新幹線「E5系」の約15メートルより長くし、一方は同程度とする。騒音が少ないパンタグラフやブレーキディスクも開発する。
地震発生時に素早く停止し、脱線しにくくする新たな装置も搭載する。完成は19年春の予定で、試験走行時の最高速度は400キロ程度になる見込みだ。(宮山大樹)
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朝日新聞社会部