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第三十八話『持って行け、財布ごと持って行け』
明けましておめでとう御座います。
今年も宜しくお願いします。
俺はその四人の来訪者達を笑顔で出迎えた。
肌の色は黄色人種に近い白肌、身長は170cmほどで両腕は翼、ボサボサの茶髪は臀部まで伸び、尾骨から生えた尾羽は地面まで届くほど長い。太ももは羽毛に覆われ、体毛は茶色をメインに白と黒の縞模様が頭と翼に付いている。
膝から下は黄色い鱗状の皮膚で包まれ、猛禽類の如く逞しい四本の趾から伸びた鋭い爪は20cm以上有りそうだ。
俺は微笑みながら彼女達に歩み寄り、リーダーと思しき美しい『妖鳥族ハーピー種』の女性に右手を上げた。
「ようこそ、ガンダーラへ。ナオキだ、宜しく」
「はい、あの、お初にズコーーッ!!」
目の前の女性は俺に挨拶をしようと翼を広げて、コケた。
勢いよく翼を広げた為にバランスを崩し、足を滑らせたようだ。
俺は素早く彼女に走り寄り、後頭部から地面に倒れるその華奢な背中に右腕を差し入れ受け止めた。ゴリラの太い腕も捨てたもんじゃないな。
「大丈夫かい?」
「だ、大丈夫です、申し訳御座いません。お見苦しいところを……」
「いや、俺としては有り難いハプニングだったよ」
「えっ? あっ……」
そう、これは有り難い事故だ。
何せハーピーは――
――全裸だからだ。
彼女達は衣服を身に纏わない。
俺はそのステキな文化に敬意を表したい!!
両腕が翼である妖鳥族は『手で何かを作る』といった作業が出来ない。その為、物作り全般が苦手である。裁縫などの細かい作業は勿論の事、足と口を使って出来る作業以外はまったく出来ない。
故に、服を作る事も着るという行為も困難を極める。たとえ冒険者の服を手に入れたとしても、それを着るという考えに至らない。
そもそも、彼女達は全裸に羞恥を覚えないので、わざわざ『服を着る』という苦労を伴う行為を選択しない。
何という英断、天才かと問いたい。
俺を前にして、片足を天に突き上げながらコケる全裸の美女。
メチャに匹敵する逸材だと言っても過言ではない。
魔王が『出番か?』と言って体を起こそうとしたが、鋼の精神で魔王を抑え込んだ。
賓客に無礼があってはプロゴリラ家末代までの恥、四六時中発情していた『性帝』などと死後に諡されて歴史に名を残すわけにはイカンのだ。たとえそれが事実であったとしても、憂いは残すべきではない。
俺の右乳首に頬を擦り寄せている彼女を断腸の思いで引き剥がし、さりげなく怒りの拳を息子に叩き込んで営業スマイル。完璧だ。
俺から離れた彼女は『にぱぁ~』っと微笑んだ。天使かな?
ハーピーの無垢な笑顔を見たJLG48の面々が一斉に地面へツバを吐いた。態度が悪過ぎる。ジャキの下半身はあんなに素直だと言うのに、困ったものだ。
『ナオキさん、駐屯地にお茶を用意しました』
「おお、サンキュ」
気の利く相棒から華麗なパスを受け取り、自然な形でハーピー達の誘導をメチャに任せて駐屯地へ向かわせる事が出来た。彼女達が俺の不自然な内股歩きに気付く事はないだろう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
駐屯地の第一砦前には花壇が造られてある。
この花壇はチョーが埋まっていた場所だ。この場所を嫌っていたツバキも、今では花壇の花を愛でるのが日課となっている。
その花壇と砦を挟む場所に麻の布を敷き、その上に俺が作った木製の椅子とテーブルを置いて、そこでハーピー達から話を聞く事になった。
俺がFPで干し芋などのお茶請けを木皿に出し、巫女衆が木製のコップに聖泉の水を入れて持って来てくれた。
ハーピー達は喉が渇いていたらしく、興味深そうに見ていたお茶請けから視線を離し、テーブルに置かれたコップを片足で掴んでそれを口元まで運んだ。
あぁ、そんな格好したら、駄目ジャナイカー……
足下に干し芋を落としてテーブルの下を覗く、などという下衆な行為は好い男の資格を失う。ここは息子を5~6発ブン殴って邪念を振り払っておく。
クッ、自分には物理攻撃有効だという事を失念していた。
あぁぁ、お、折れた、だ、誰か、回復薬を…… いや待て。
好い男がそんな恥ずかしい事に回復薬を使っていいハズがない。ここは自然回復を待つのが上策、帝王の辞書に失策の二文字は無い。
俺は涙目を伏せながら、足でコップを掴む彼女達に「皿のほうが良かったかな?」と尋ねた。
しかし、どうやら彼女達は皿に顔を近付けて飲むよりも、コップを足で掴んで飲む方を好むと言う事だった。普段から他種族との物々交換で貰った木のコップを使っているようだ、素晴らしい習慣だ。今度はテーブルの無い場所で会談しよう。贈り物はコップにしよう。
「わぁぁ、このお水、魔力が……」
「それは聖泉『アムリタ・ファヴァラ』の水だ。このガンダーラをお守り下さっている我が神、アートマン様の御加護によって神木と神岩から神気や仙気が溢れ、その水にも魔素や精気、そして神気と仙気が含まれている。神気は未だ俺も感じ取れないが、精気なら眷属達にも感じ取る事が出来る者も出てきた」
「なるほどなー」
ハーピー達はウンウンと頷きながらコップの水を飲み干した。
巫女衆が空のコップに水を注ぐ。
ハーピー達が再び『にぱぁ~』っと笑ってお礼を述べた。
クッ、こ、この子達は少しアレだな、違う角度から俺のハートを掴んでくるな。一番右の子など前歯が一本欠けているが、アホっぽさなど皆無、ひたすら純粋な娘に見えてしまう。
前世でこんな娘が親戚に居たら、お年玉は毎年財布丸ごと渡していただろう。要注意だな、危険な娘だ。
危険な娘なので、俺の干し芋をそっと彼女の木皿に入れておく。
まったく、ジャングルには危険が多過ぎて気が休まらんな。
余談だが、この大森林ではハーピーの事を『ビ・アンカ』と呼ぶ。これは魔族語で『放っておけない』という意味だ。
彼女達が異種族の男と恋に落ちた場合、深い愛情と献身的な姿勢で男を支え、たとえ他の女にその男を寝取られたとしても、男を恨まず寝取った女にエールを送り、いつもの笑顔を絶やす事無く、大木の枝にとまって男への愛を歌うという……
まさに『ビ・アンカ』、放っておけるハズがない!!
余談はこれくらいにして、話を聞くとしよう。放っておけんからな。
話し相手はズッコケ娘の『ピッピ・テヅカ・トリイ』嬢だ。
「さてピッピ嬢、ここへ来た理由を聞かせて貰えるかな?」
「あ、はい。これはあのぉ、先日、妖蜂の女王陛下と妖蟻の皇帝陛下より私共の女王に檄文が届けられまして」
「ほぉ、カスガとアカギがハーピーに檄を飛ばしたのか……」
「左様に御座います。檄の内容は人間を非難するもので、その非道に立ち向かう為に浅部の団結、延いては南の猿王様を旗頭としてその下に集い、猿王様による大森林統一を説くもので御座いました」
「猿王というのは、俺か?」
「御意に御座います」
『カスガ女王がアカギ帝に提案し、アカギ帝が快諾したようです』
カスガ…… 仕事が早いな。アカギの協力も有り難い。
話を聞いていたジャキや眷属達が悪い笑顔を見せている。
コイツらの士気は高い、準備が整い標的が決まればすぐにでも戦えるな。
「フム、それで、ハーピークイーンは何と?」
「妖蜂と妖蟻の使者さんに笑顔で『諾』と告げました」
「ハハハ、それはまた豪気な女王様だ」
「いえいえ、私共も困窮しておりますので、渡りに船、と」
「困窮? 何か困っているのか?」
「それが――」
ピッピの話によると、北浅部のハーピー達は大森林中部や深部に住む一部の魔族から『貢ぎ女』扱いされているらしい。どこの世界でもバカが居るのは分かっていたが、この“大森林”の魔族にも居たというのは、少々ガッカリさせられる。
しかも、そのバカの中には最深部の地竜まで居やがった。
大森林に於ける事実上の覇者、大森林の魔族を護るべき立場に在る強者の思考が、まさか中学の弱虫ヤンキーレベルだったとは畏れ入る。
これじゃぁ、死んだ皇帝カガやムネシゲ王子が浮かばれない。メハデヒ王国との戦いで大森林を護った妖蟻と妖蜂の兵士達は死んでも死にきれねぇよ。
護られた両族の者達は、森を護って死んでしまった者達とは違う意味の、より強い『無念』をその胸に抱くだろう。
俺の左側に座るツバキは無言だが、両目を閉じたその表情からは確かな怒りが窺える。しかし、その怒りの矛先は自分達の非力にも向けられたもの、軍人である彼女達の悔しさは推し量るまでもなく伝わって来る。
まったく、やってくれるぜクソ大トカゲ野郎。
大森林で仁義を欠いちゃぁ、死ぬしかねぇぞテメェ……
「あ、あのっ、猿王様? 何かお気に触りましたでしょうか? 威圧がそのぉ~」
「ん? あぁ、申し訳ない。少し地竜にイラッとした。それで、そのバカ共から何を要求されているんだ?」
「はい、それはですねぇ、中部の方々には食料となる獲物と、私共の体で御座います。地竜様へは浅部で捕らえた冒険者も毎日献上しております」
「……へぇ、“私共の体”ってのは、そういう意味か?」
「左様に御座います」
「クッ!!」
「ひぃっ、え、猿王様?」
「ダーリン?」
「賢者様っ!!」
「陛下っ!!」
「おいおい、どうした兄弟っ!?」
『ナオキさん、お客様に失礼ですよ、落ち着いてください』
「……ああ、分かってるさ、少し待て、抑える」
心配して駆け寄ってきたメチャやラヴ達に笑顔を見せ、深呼吸した後に麦茶を飲んで心を落ち着かせた。
また、魂が軋んだな。
人間という大敵が目と鼻の先に居るこの状況下で、劣勢の魔族が団結もせず、愚かにも人間と同じ事をしているという事実に、俺は呆れや虚脱感よりも強烈な怒りを覚えた。
力で女を奪うという行為を“悪”としない大森林の掟、だがそれは力で奪った強者が権利と責務の二つを抱えるという条件付きだ。
責務として『奪った女は養う』という前提があってこその権利、決して女を性欲処理の道具として扱う為のものではない。
そして女性を奪う行為の要因は大半が『氏族の維持』、近親婚を防ぎ氏族の存続を願う先祖達が選んだ答え、少なくとも浅部の魔族達はその掟を守ってきた。
その最弱達が守ってきた掟を、弱者を護るべき強者が破ってしまったら、その掟は必ず上から下へと崩壊していく。強者が破った掟を次に強い者が破り、そいつの次に強い者がまた破る。
上が守らないルールをどうやって下が守ればいい?
上から奪われたものは下から奪うしかなくなり、そしてそれは『楽な手段』として常識化する。やがて掟の意味も見失い『新たな掟』として『楽な手段』が選択される。
その先に在るのは滅びだ。
奪うものが無い下の奴らから滅びが始まる。
その滅びを止める存在が現れない限り滅亡は必至、最後まで残った奴らには自分の力以外何も残っていない、そんな奴らが物量に勝る人間から大森林を護り通す事など出来るはずがない。
たとえ残った奴らが大森林から逃げ出せたとしても、大山脈という天然の城壁で囲まれたこの大森林以上に恵まれた魔族の居場所など、このユースアネイジア大陸中部に存在しない。逃げたところで死ぬ時間が少し伸びるだけだ。
逃げ場などない、大陸中部に居た魔族の殆んどが最後の砦として選んだのが地竜の棲む大森林だ、その魔族達が守ってきた掟によって大森林は滅亡を免れた。
しかも、その滅亡の危機を救ったのは掟を守ってきた浅部の魔族、妖蜂と妖蟻だ。現在でも、掟を守る浅部魔族だけの力で人間と戦っている。
こんなフザケた話は無ぇ。
「……大森林に粗大ゴミは要らねぇなぁ」
「きょ、兄弟、スゲェ顔だぜぇ、兄貴って呼んでもいいかナ?」
「なぁジャキ、中部の猪人族も…… ヤってんの?」
「え? ハーピーと? ヤってないヤってない!! 他の種族はどうだか判んねぇけど」
「って事ぁ、上から流れて来た膿は猪人族には掛かってないな。早急に膿を垂れ流しているアホを消す必要がある。しかし…… 中部や深部の奴らが掟の意味を忘れて滅亡の道を選ぶとはな」
滅亡の言葉を聞いた眷属達が一斉に俺を見た。
皆に不安等の表情は無い、どちらかと言えば目が据わり気合が入った表情だ。
どうやら膿出しに協力してくれるようだ。頼もしいねぇ。
では、膿の元凶を確認するとして、先ずは膿のニオイを嗅いだピッピ達から話を聞いてみよう。
「ピッピ嬢、ハーピーは獲物や女性をどうやってバカ共に渡しているのか、教えてくれないか」
「は、はいぃ!! 獲物は毎日交代で私共が各所に届けておりまして、女達を求められた時も自ら飛んで参ります。ですが、地竜様の洞窟へは参りません、地竜様の所から眷属様方がいらっしゃいますので、その方々に獲物と女と冒険者を差し出しております」
「ちょっと待て、眷属? 地竜には眷属が居るのか?」
「はい、大勢居られます」
「その眷属は下級の竜種か?」
「う~ん、私共の所へいらっしゃる方々は人型の魔族ばかりで、竜族の御方は存じ上げません」
「何てこった……」
「どうしたのダーリン?」
『龍と竜の両族はその両族以外を侮蔑しています。眷属を持てる上級下位以上の竜族は、竜種以外の眷属を持ちません。格上の龍族を眷属とする事もありません』
ヴェーダの言葉に「そう言えば……」と驚く眷属達。
ジャキとメチャはウンウンと頷いているが、あれは何も解っていない時に二人がよくやる仕草だ。ハーピー達も二人と同じ仕草をしている、非常に残念だ。
ジャキが俺の肩に手を置いてきた。
解説のお願いだろうか?
「兄貴、どうやらメチャが解ってねぇみてぇだ。教えてやってくれ」
うわぁ…… 最低だなコイツ。株価下がったぜお前。
「わわわ、私はっ、解ってますぅ~、貴方とは違いますぅ~」
「あっそ、じゃぁオメェ言ってみ? 姐さんが言った事の意味言ってみ?」
「やめろジャキ、メチャを虐めるとヴェーダが怒るぞ」
「うおおおい、虐めてねぇよ!! すっげえ仲良しだよ!!」
『ジャキは三日間FP系おやつ抜き、抜いた分はメチャに回します』
「えぇぇ……」
「有り難う御座います!!」
FP系おやつ、干し芋や乾パンなどの事だが、ガンダーラの皆はこれが大好きだ。
特にジャキは『お前はアルコール依存症か?』とツッコミを入れたくなるほどFP系おやつに依存している。
十時と十五時の休憩時に干し芋などを与えなければ体が震えだし、神像の周囲をウロウロと歩き回り、神木の洞に手を突っ込んで涙ぐみ、ジャキを心配して慰めるガールズ達に『同情するなら柿をくれ!!』『優しい声より芋が欲しい!!』などと泣き叫ぶ。
そんな依存症患者であるジャキにとって、ヴェーダの戒めは死刑宣告に等しい。
白目を剥いたジャキは放っておくとして、メチャ向けに独り言っぽく説明しよう。
「あ~、つまり、地竜が『普通じゃない』って事だな。(チラッ)」
「フムフム、さ、さすが賢者様です、私もそのように思います」
「問題はその異常さから推測出来る地竜の正体と、棲みかである洞窟の真実だ。(チラッ)」
「な、なるほどなー、そこはちょっと私も、あの、解らないです…… そこだけ解らないですね、ほ、他は解ります、侍女ですから!!」
「そ、そうか、気にするな」
よし、メチャが素直になったところで、メチャと白目剥きブタの為に解説しよう。
「先ず地竜の正体だが、可能性は三つ、『ダンジョンマスター』、『ダンジョンマスターの眷属』、『偽地竜』ってとこだ」
「ブ、ブヒッ!? おいおい兄貴、面白過ぎんぜその話。どうしてそう思う?」
「俺が考えた理由は三つ有る。一つ目はヴェーダが言った事だ、上級の竜族は他種族を眷属としない、そして他種族と関わらない。侮蔑する奴らと関わりなんて持ちたくないだろうからな、眷属として傍に置くなんて有り得ん」
「あぁ、そりゃそうだな」
「二つ目は冒険者という供物の要求。魔族や魔獣ではなく冒険者、地竜の許へ送られても疑問に思われない存在だが、何故冒険者である必要がある? しかも毎日だ」
「う~ん、レベル上げてぇんじゃねぇの?」
「経験値が稼ぎたいなら、深部や中部に低ランク冒険者よりも効率の良い魔性生物が居るだろ、掟破りのクソ野郎が『お情け』で大森林の魔性生物や俺達を殺さないなんて理由も無い」
「じゃぁ、人間が喰いたくて仕方が無ぇんじゃねぇか? って言うか不思議だな、何で大森林の獲物じゃいけねぇのかな?」
「人間が喰いてぇなら、“玄関”の向こうに腐るほど居るから、玄関から出て腹痛起こすまで喰って来いって話だ。大森林の魔性生物を喰わないのは『肉壁』を減らしたくないのと、仲間を人身御供に取られる魔族達に“疑問”を抱かせない為だ」
「そ、その“疑問”ってのは、掟の事か?」
「そうだ。だが、詰めが甘かった、女の扱いが解ってねぇ。しかも、献上された冒険者を地竜がどう扱っているのか、それもハッキリしねぇ」
「あ~、なるほどな、で? 最後の一つは?」
「オメェ、地竜のツラ拝んだ事あるか?」
「いや、深部沿いに実家が在るから、深部には行った事あるけど…… 待て、親父やジジイも見た事ねぇって言ってたな……」
「だろうな、ヴェーダの話じゃぁ―― 野郎は二百年以上『穴』から出てねぇ」
有り難う御座いました!!
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