高野連の加盟校 平成初4000校割れ 少子化で

高野連の加盟校 平成初4000校割れ 少子化で
高野連=日本高校野球連盟に加盟している硬式野球部を持つ学校の数は、今年度は3989校となり、少子化などの影響で12年連続で減少して、平成に入って初めて4000校を割りました。
高野連によりますと、高野連に加盟している硬式野球部を持つ全国の高校などの数は、今年度は3989校となり、前の年度より25校少なくなりました。

加盟校の減少は少子化に伴う学校の統廃合の影響などが要因と見られ、過去最多だった平成17年度の4253校をピークに、12年連続で減少し、平成に入って初めて4000校を割りました。
また、部員の数は16万1573人で、前の年度より6062人少なく3年連続で減少しました。

高野連の竹中雅彦事務局長は「減少の傾向は今後も続くと予想されるが、高野連だけの問題ではなく、各年代の組織と連携し、プロアマ一緒になって早急に普及・振興活動に取り組んでいかねばならない」と話しています。

一方、1年生の部員が3年生まで部活動を続けた割合は90.9%で、昭和59年の調査開始以来最も高くなりました。

これについて竹中事務局長は「部員を大事に育てようという現場の指導者の努力のおかげだと思う。部員数が減少しているからこそ、今後も継続率を上げていきたい」と話しています。