環境省は4日、先月30日に大阪港で見つかったアリを南米原産の強毒アリ「ヒアリ」と確認したと発表した。国内でヒアリが発見されたのは神戸港などに続いて4例目。女王アリとみられる羽の生えた個体のほか、巣も確認したという。同省はヒアリが国内で繁殖した恐れもあるとみて、国土交通省と連携し、全国の7港でヒアリの生息確認などを進めている。
環境省によると、6月23日に香港から大阪港に届いたコンテナの外壁に2匹のアリを発見。専門家の調査により、同29日にヒアリに似た毒を持つ「アカカミアリ」だったと確認した。
このため同省が同30日に大阪港の緊急調査を実施したところ、アカカミアリやヒアリの可能性のある数十匹のアリを発見。約10匹を回収し、残りは駆除するための遅効性の殺虫剤を使用したという。
3日に回収したアリがヒアリであることを確認。また殺虫剤を使用した場所を訪れて地面を掘ったところ、約50匹の死んだアリを発見、その中に女王アリとみられる個体もあったという。同省は巣を作っていたとみている。