AirPodsのような完全無線イヤホンを使いたいけど、値段がネックーー。そんなユーザーにピッタリの、お手頃な完全無線イヤホン「QCY Q29」が登場しました。
完全無線イヤホンといえば、アップルのAirPodsをはじめ、EARLIN、Jabee BTwinsなど、複数製品が登場しています。ただ価格はどれも1万円超え。構造上、左右それぞれに無線モジュールとバッテリーを備える必要があるので、割高なのは仕方ない面もあります。
そんな中、1万円を切る税込7970円の完全無線イヤホンとして登場したのが、このQCY Q29です。安さが魅力ですが、果たして使い勝手はどうなのか、早速レビューします。
AIrPodsとはまるで別物
なお筆者は半年以上にわたり、AirPodsを愛用しています。その視点でQCY Q29を使ってみると、使用感はまるで別物でした。筆者がこれまで使ってきたAirPodsは、全く篭もらないサウンドが魅力的な一方、開放型のため音漏れや遮音性の低さが気になりました。一方のQCY Q29は耳の穴を塞ぐカナル型、遮音性が高く、電車の中など騒音の激しい場所での使用に向きそうです。
使っていない時はバッテリーを兼ねるケースに入れて充電する
また完全無線イヤホンで見逃せないのは、装着感です。AirPodsはランニング中でも外れない安定感が魅力でした。一方のQCY Q29はというと、イヤーピースを耳の穴に押し込むことで固定します。そのため、イヤーピースのサイズが合っていないと、耳の穴からすぐに落ちてしまいます。
完全無線なので、一度落とすと見失いがち。イヤーピースはS・M・Lの3サイズが同梱されており、自身の耳の形状にフィットするイヤーピースを選ぶ必要があります。
見た目はどうでしょうか。AirPodsの場合、「耳からうどんが出ていますよ」と揶揄される、白い柄の部分のが印象的でした。一方のQCY Q29にはそのような柄はありません。その代わり、外側の部分結構もっこりしています。このあたりは好みが分かれそうですね。
イヤホンの外側の部分がかなりもっこりしたデザイン
バッテリー駆動時間は次の通り。1回のフル充電で5時間の連続再生が可能(公称値)です。この手の完全無線イヤホンとしては十分な駆動時間。本体にはマイクを備え、ハンズフリー通話にも活躍しそうです。
音質については、専門家ではないので詳しいことは言えません。しかし、一般で数千円で売られているカナル型イヤホンとさほど変わらないと感じます。首にまとわりつくケーブルから解放される完全無線ならではの装着感は魅力的。皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。
QCY Q29(ガジェットマート)
執筆:編集部(小口)