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財務省の「森友」交渉記録、高裁 保全申し立てを棄却
森友学園に国有地が格安で売却された問題で、東京高裁は国と学園側との交渉記録の保全を求めていたNPO法人の抗告を棄却する決定をしました。
財務省は森友学園側との交渉記録などを破棄したと説明していますが、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」は「コンピューターに残るバックアップデータなどから復元可能」だとして、財務省などを相手取り証拠保全の申し立てを行っていて、5月に東京地裁が却下したことを不服として抗告していました。
抗告審でNPO側は交渉日時などから記録の範囲を限定しましたが、東京高裁は「選別するための外形的な指標が示されているとは言えない」「全て網羅的に検証せざるを得ず、不適法な申し出だ」として先月30日付けで抗告を棄却しました。NPO側は近く、最高裁に特別抗告などを行うということです。