新たなヒアリ確認されず
名古屋港のコンテナ置き場で、強い毒をもつ「ヒアリ」が見つかったことについて、愛知県の大村知事は、その後、新たなヒアリは確認されていないものの、調査や点検など、警戒を続ける考えを示しました。
愛知県弥富市の名古屋港の鍋田ふ頭にあるコンテナ置き場では、6月27日、中国の南沙港から送られたコンテナの上で強い毒をもつ南米原産の「ヒアリ」が見つかりました。
これについて、愛知県の大村知事は3日の定例の記者会見で、1日、港の管理組合がコンテナ置き場で行った緊急点検で、ふだん見かけない茶色の小さなアリが見つかり、念のため、3日、環境省の中部地方環境事務所に持ち込んで鑑定を依頼したことを明らかにしました。
また、コンテナ置き場に設置した捕獲用のしかけは、7月6日に回収して中身を確認する予定だということです。
大村知事は「これまでのところ新たなヒアリは確認されていないが、関係機関と情報共有しながら、南沙港からの貨物に対する調査や点検を継続し、水際での侵入防止を図っていきたい」と述べ、警戒を続ける考えを示しました。