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レビュー対象商品: 2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣 (青春新書インテリジェンス) (新書)
監修者は「はじめに」で、スマホ使用のリスクを伝えることに
対する、メディアスクラムによる情報封殺を訴えたうえで、東 北大学と仙台市の連携による、約七万人の小中学生への調査デ ータを開示して行きます。 第1章のタイトルは、「学習効果を打ち消すスマホ脳の衝撃」 です。 それは、スマホをやり過ぎると、2時間以上勉強しても、ほとん ど勉強していない子より成績が悪い、というセンセーショナル なものでした。 そのうえ通信アプリでは、その傾向に一層の拍車が掛かるとし ています。 その要因として挙げられるのは、「前頭葉の活動低下が引き起 こされている可能性」と一言あるのみです。 よくよく説明を読むと、勉強2時間と言っておきながら、実態は 通信アプリの「ながら」を含んでいるようです。 何のことはない、学習効果が消えるではなく、学習したつもり でも、集中が出来ていないだけではないですか。 データの相関性から、断定的に結論付ける傾向が強いと感じま した。 その後は、ゲームプレイ時間と認知機能、テレビ視聴時間と言 語性知能、それぞれの相関関係が示されます。 しかし、ゲームやテレビに時間を取られることで、本来の発達 を促すものに接する機会が少なくなったのか、ゲームやテレビ そのものが、ダイレクトに悪影響を及ぼしているのかは不明で した。 大人に対する悪影響も、また然りです。 その後に続いて行くのは、「やる気スイッチ」「自己肯定感」 「朝食習慣」「十分な睡眠」「家族間コミュニケーション」と なり、それぞれ成績との相関関係が示されて行きます。 要は、小中学生の親御さん向けの、学力への影響要因の解説本 ということになります。 しかし、これらの成績上位者との相関関係の羅列には疑問を感 じます。 あたかも、それぞれに因果関係があるように読み取れますが、 結局、上位者を決定付けているのは、個々の要因ではなく、総 合的な生活習慣の自己管理能力なのではないでしょうか。 つまりスマホ問題も、スマホ脳などと言っている場合ではなく、 「ながら」許すまじ、ということになるのではないでしょうか。 一言申し添えますと、下名はスマホ・通信アプリ・ゲームには 無縁で、テレビも短時間しか視ません。 つまり、それらの利用者・支持者として反駁している訳ではあ りません。 このような論法に危惧を感じた旨を表明した迄です。 |
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