こんにちは。
映画や漫画や小説が大好きなゆめきちです。そしてネタバレに対して非常に過敏なゆめきちです。
「ネタバレ」という言葉を聞いたことがない人はあまりいないと思いますが、映画や小説・漫画・アニメ・ゲームなどの物語の結末や重要な伏線などを予め暴露してしまうことです。また、時にスポーツの結果などについてもネタバレと言うことががあります。
僕の周りにもネタバレをしてくる友人がいます。非常に困った方々です。本人たちに悪気がなく、だからこそ何度注意しても治らないのがなによりも問題です。
あなたは知らず知らずのうちに嫌われてしまう「ネタバレさん」になってしまっていませんか?
目次
身の回りのネタバレさん
僕は初見での新鮮な驚きやワクワクをかなり重視するタイプです。話の大筋を知って細かい伏線や描写に思いを馳せるのは2周目だと思っています。
しかし、そんな思いをぶち壊してくれるのが、身の回りに潜むネタバレさんです。彼らはこちらの考えなどお構いなしに、親切にも物語の結末や重要な伏線をお知らせしてくれます。
まずは実際の僕の友人を例に、ネタバレさんたちの行動をご紹介していきたいと思います。
ネタバレさんの行動・驚きの発言
一言余計なネタバレさん
僕の友人で色々な映画や小説、漫画、ゲームを勧めてくれる人がいます。小説やゲームなんかの場合には現物を貸してくれることもあり、しかも彼が勧めるものは毎回鉄板で面白い。
しかしながら残念なことにいつも一言多いんです。悪気はないからこそ何度言っても毎回素敵なコメントをつけることを忘れない(僕が言ったことも忘れないでほしいよ)。
友:「これもかなり面白いよ」
僕:「ほう。」
友:「容疑者がバタバタ死んでく展開とかヤバい」
僕:「おい💢」
どうして余計な事を言ってくれてしまうのか…。意外な展開というのは知らないからこそ驚きや感動があるわけで。それを予告されてしまったらなんの意味もないんですよね。
スポーツのネタバレ
スポーツ、例えばサッカーの試合なんかをリアルタイムで見れないときは、番組を録画をして結果を見ないようにしながら家に帰ってリアルタイムのつもりで観戦することがあります。
で、そんなときはよく会話をするLINEグループ(といっても3人ぐらい)に「今日サッカー帰ってから録画で観るから結果言わないで!」とお願いしとくんですよね。
友:「とりあえず(1回戦突破で)良かったね。2回戦は現地観戦すんの?」
僕:「…おい💢」
僕の応援しているチームが仲間内で周知であり、そこで「良かったね」といわれれば結果なんてバカでもわかります。
そりゃ応援しているチームが勝てば嬉しいですが、そうじゃないんだよ!結果がどうなるかわからない、なにが起こるかわからないからスポーツは面白いんだよ!!
驚愕の一言
彼とのやり取りの中で、僕が驚愕した一言があります。
友:「でも言った通りだったろ!!」
そうじゃねーんだよ!!
そーゆうことをいってんじゃねーんだよ!あってりゃいいってのか!?つーか嘘だったらただのウソつきじゃねーか!あってることを先に言うのを止めろってんだよ!!
残念ながら何故ネタバレを嫌がる人がいるのか伝わっていなかったようです。
何故ネタバレを嫌がるのか?
純粋な気持ちで楽しみたい
やはりこれが一番大きいです。
何故どんでん返しの映画が面白いのか??それはどんでん返しがあることを知らないからです。いい意味で裏切られたからこそ新鮮な感動として心に残るわけです。
ネタバレをされるとまずこのようにフラットな気持ちで楽しむのが非常に困難になります。
「ラストとんでもないどんでん返しあるよ!」と聞かされてから映画をみて、実際にラストにどんでん返しが起こったとしても「ふーん」としか感じません。
余計な思考を入れたくない
上と少し被りますが、楽しむにあたり余計な思考を入れたくないというのもあります。
例えば映画。事前に「とんでもない急展開があるよ!」と聞かされてしまえば、そうなりそうな展開の度に「ここか?」「それともここか?」などと余計な事を考えてしまい、話が頭に入ってこなくなります。
他にもサッカーの試合。「微妙だった」という一言であれば、言った本人としては結果についてバラすようなことを何も言ってないつもりかもしれません。しかし、聞かされてしまった方とすれば「じゃあスコアレスドローかな」「少なくとも終了間際の劇的な展開は無いな」「一点入ったしこれでゴールはもうなしかな」など色々と余計な事を考えさせられてしまうわけです。
わかるかい!?結果を言ってないからいいだろうとか、間違ったこと言ってないだろうとか、そう言うことじゃないんだよ!!??
なぜネタバレさんは繰り返すのか?
一番の問題は、そのような人たちは何回注意しても繰り返すということです。さすがに一回ネタバレされたぐらいで怒って絶交していたら友達が何人いても足りません。しかし、彼らはなぜか何度言っても繰り返すのです。
先にフォローしておくと(少なくとも僕の周りにいる)彼らには悪気はありません。だからこそ無意識のうちに繰り返しているのだと思います。
その理由は簡単、ネタバレさんたちにとってはネタバレって嫌なものではないから。前述の友人はネタバレサイトを見てからその映画を見たり本を買ったりしています。考え方は人それぞれ、僕もそれは当たり前だと思うし、彼らに「ネタバレサイトを見るな」とは言いませんし言う意味がないことも理解しています。
ネタバレさん達には悪気もありませんが、同様に想像力も足りていないと思います。自分とは考え方も物事の捉え方も違う人がいるからこそ、自分の行いを相手がどう受けとるかに思いを巡らせないといけません。過去に僕が書いた記事でも時おり登場している、「思いやり」が大切というわけです。
相手の立場にたって考える思考が抜けているから、「このくらいならよくない?」とか「嘘は言ってないよね?」なんてピントのずれたコメントが出てくるわけです。
以前こんな記事を読みました。
カリフォルニア州立大学心理学部の研究結果で「ある小説を読んだとき、何も知らされていない状態よりも、結末を知らされているほうが読書を楽しんだ」という結果がでているそうです。僕のような人からすると、こんな結果を出されたところで「だから何?」という感想しかないんですよね。この記事が出たとき「ネタバレ厨大勝利!」なんて間の抜けたお馬鹿コメントをしていた人達はみんな自分の目線でしか物事を見れていないということです。
アメリカ人科学者が何を言ったかより、あなたの目の前にいる人がどう感じているかの方が大切じゃありませんか??
余談:様々なシーンでのネタバレについての雑感
映画館
近年の映画館は基本的に入れ換え式となっていて、前の回の上映を見終わった人達が皆出ていってから次の回の人達が中に入ります。
映画館の動線にもよりますが、多くの映画館では「見終わった人達」と「これから見る人達」がどこかですれ違います。見終わった人達にお願いしたい、その瞬間くらいは大声で感想をお喋りするのを自重しませんか?
結末についてぺちゃくちゃ喋っているあなた方の横に並んでいるのは(大半が)まだ見ていない人達なんですよ?
これも必要なのは想像力、そして思いやりですよね。
雑誌派とコミックス派
主に漫画の話になりますね。週刊誌であれば毎週新しい話が更新されます。対してコミックスは数ヵ月遅れてその展開を知ることになるわけです。
ただこれに関しては、週刊誌しか読まない人はコミックスの進行状況は知るよしもないわけですし、「雑誌派のネタバレは悪」と断じてしまうのは酷な話かと思います。お互い気を付けようね、ってところでしょうかね。
ちなみに僕はコミックス派ですが、これについては仕方ないかなと思います。電車で雑誌の最新号読んでるおじさんに文句言うわけにもいかないですよね。
ブログにおけるネタバレ
これも中々難しい問題だと思っています。僕も最近は観た映画のレビューなんかもしていまして、必ず記事のどこかには「ネタバレ注意」の但し書きを入れています。
全文ネタバレ注意では観てない人は読んでくれない、しかしネタバレの一切ない考察は難しい。理想としては、前半は観てない人にお勧めするようなざっくりとした感想を書いて、後半は観た人に楽しんでもらえるようなネタバレあり考察を書く、といったところでしょうか。
まとめ
今回の記事を書くにあたり下調べとして色々ネットを見てみましたが、僕のようにネタバレを嫌がる人も一定数いるように思います。中にはちょっとのネタバレでその作品自体を見る・読む・遊ぶのをやめてしまうひともゼロではないようです。
あなたは無意識のネタバレさんになってしまっていませんか?
言ってる本人は気付かない・無意識だからこそ、知らないうちに嫌われていた、なんてことのないようにしたいものです。大切のなのは「相手がどう思うか」ですよね。
おしまい。
【追伸】
今回試しに初めて使用してみました会話風の吹き出しですが、こちらのサイト様を参考にさせていただきました。ありがとうございます!!とても丁寧で分かり易く説明されておられますので、気になるかたは是非チェックしてみてください。
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